ハブ茶・麦芽|昔ながらの健康茶素材のはなし
2000年銀座にて漢方薬局を開業。30〜50代女性の冷え・婦人科・慢性不調のご相談を延べ1万人以上担当。女性のご相談者が9割を占めます(当薬局の漢方相談記録より、傾向値)。
子どもの頃、おばあちゃんが煮出していた香ばしいお茶の味。
名前は知らないけれど、なんとなく体にいいと聞いて飲んでいたあのお茶。
最近また、ああいう「ほっとする香ばしさ」が恋しくなってきた。
こんなお声を、銀座のカウンターでときどきいただきます。
「ハブ茶って名前は聞くけど、何からできているんですか?」
「麦芽って、甘酒や水あめのことですか?お茶にもなるんですね」
「カフェインが苦手で、香ばしいお茶を探しているんです」
結論からお伝えすると、ハブ茶も麦芽も、昔から日本の暮らしのそばにあった、なじみ深い健康茶の素材です。効きめを期待して飲むというより、香ばしい香りと素朴な味わいを「楽しむ」もの。今日は、銀座漢方天風堂の薬剤師として、この2つの素材のなりたちと、暮らしのなかでの楽しみ方を、ゆっくりお話ししていきます。
- ハブ茶(エビスグサの種)と麦芽(発芽させた大麦)のなりたち
- 昔から親しまれてきた、健康茶・甘酒・水あめという食文化
- 香ばしいお茶を暮らしのなかで楽しむための分類とコツ
- 「香ばしいお茶が好きな方」のためのチェックリスト
- 胃腸の調子が気になるときに、体質から考えるという選択肢
1. ハブ茶・麦芽ってなに?昔ながらの素材のはなし
ハブ茶は「エビスグサ」という植物の種を炒ったもの、麦芽は大麦を発芽させたもの。どちらも、ずっと昔から日本の食卓やお茶の時間に登場してきた、素朴な素材です。
ハブ茶は「エビスグサの種」から
ハブ茶のもとになるのは、エビスグサ(夷草)というマメ科の植物の種です。この種を焙煎して、お湯で煮出したものがハブ茶。香ばしくて少し香りに深みがあり、ほうじ茶や麦茶に近い親しみやすさがあります。
名前の由来には諸説ありますが、「ハブソウ」という近い植物の代わりに使われたことから「ハブ茶」と呼ばれるようになった、という説がよく知られています。夏の麦茶のように、家庭で大きなやかんいっぱいに煮出して、家族みんなで飲んできた地域も多いんです。
麦芽は「発芽させた大麦」から
麦芽は、大麦を水にひたして少しだけ芽を出させ、それを乾燥させたものです。発芽の過程で、大麦そのものとは違うやさしい甘みと香ばしさが生まれます。
この麦芽、じつは日本人にとってとてもなじみ深い存在です。昔ながらの水あめは麦芽の力を借りて作られてきましたし、ほんのり甘い甘酒や、麦を焙じたお茶のなかにも、麦芽の香ばしさが息づいています。お菓子や飲み物の「やさしい甘さ」の陰には、こうした素材の知恵があったわけです。
「効く」より「親しむ」素材
ハブ茶も麦芽も、薬ではなく食品です。「これを飲めば体のどこかが良くなる」と身構えて飲むものではありません。むしろ、麦茶やほうじ茶のように毎日の暮らしにそっと寄り添う、香ばしいお茶の素材として、昔から親しまれてきました。
当薬局のカウンターでも、「特別なものでなくていいから、家族みんなで気がねなく飲める香ばしいお茶がほしい」というお声をよくいただきます。そういう方にとって、ハブ茶や麦芽は、ちょうどよい距離感の素材なのだと思います。
2. 香ばしいお茶の楽しみ方いろいろ
香ばしいお茶は、淹れ方や合わせ方しだいで表情が変わります。同じ素材でも、季節や気分で楽しみ方を変えると、毎日の一杯が飽きません。代表的な4つの楽しみ方をご紹介します。
楽しみ方1:たっぷり煮出して、家族の常備茶に
夏の麦茶のように、大きめのやかんでたっぷり煮出して、冷蔵庫で冷やしておく飲み方。ノンカフェインの素材なら、子どもからご年配の方まで、時間を気にせず飲めます。香ばしいお茶は冷やしても香りが立つので、夏場の常備茶にぴったりです。
楽しみ方2:急須でさっと、ひと息つく一杯に
急須に熱湯を注いで、数分蒸らすだけ。煮出すより手軽で、香りもふわりと立ちます。仕事や家事の合間、夕食後の落ち着いた時間に、温かい香ばしいお茶でホッとひと息——そんな使い方が似合います。
楽しみ方3:他の素材とブレンドして奥行きを
香ばしいお茶は、単独でもおいしいですが、他の和漢素材と合わせると味わいに奥行きが出ます。たとえば、はとむぎの素朴さ、陳皮(みかんの皮)のさわやかさ、クコ葉のやわらかな風味などと重ねると、ひとつの素材だけでは出せない複雑な香りが生まれます。市販のブレンド茶は、こうした素材の組み合わせを楽しむのに向いています。
楽しみ方4:食事に寄り添う食中茶として
香ばしくてクセの少ないお茶は、和食にも洋食にもよく合います。ノンカフェインなら夕食どきでも安心。麦茶やほうじ茶を食卓に置くのと同じ感覚で、ハブ茶や麦芽を含むブレンド茶を「いつもの食中茶」にしている方もいらっしゃいます。
3. 「香ばしいお茶が好きな方」チェックリスト
こんな方は、ハブ茶や麦芽を含む香ばしい健康茶が、暮らしになじみやすいかもしれません。当てはまる項目が多い方は、ぜひ一度、香ばしいお茶を日々の習慣に取り入れてみてください。
- 麦茶やほうじ茶など、香ばしいお茶の香りが好き
- カフェインが苦手で、夜でも気がねなく飲めるお茶を探している
- 子どもからご年配の方まで、家族みんなで飲めるお茶がほしい
- 甘いジュースや清涼飲料を、少しお茶に置き換えたい
- 昔おばあちゃんが煮出していたような、素朴なお茶が恋しい
- 水あめや甘酒のような、和の食文化に親しみを感じる
- 一日の終わりに、温かい一杯でホッとする時間がほしい
カウンターでお話を伺っていると、「ひとつの素材だけでなく、いろいろな和漢素材を気軽に楽しみたい」という方が多くいらっしゃいます(当薬局の漢方相談記録より、傾向値)。そういう方には、複数の素材をバランスよくブレンドしたお茶が、無理なく続けやすいようです。
香ばしいお茶を「毎日の習慣」にしたい方は、自分で何種類もそろえるより、はじめからブレンドされた健康茶を選ぶほうが手軽。次の章では、その取り入れ方と、当薬局の天風茶についてご紹介します。
ノンカフェインの天風茶は、夜でも気がねなく飲める12種の和漢素材ブレンド茶です。まずは日々の習慣に取り入れたい方は天風茶のページをご覧ください。体質からじっくり整えたい方は、LINE登録で1ヶ月コースに使える5,000円OFFクーポンを進呈しています。
4. 暮らしのなかでの取り入れ方と天風茶
香ばしいお茶を暮らしに取り入れるコツは、難しく考えないこと。麦茶を冷蔵庫に常備するのと同じ感覚で、無理なく続けられる形を見つけるのがいちばんです。いくつか、暮らしのなかでの取り入れ方をご紹介します。
朝の一杯を、香ばしいお茶に
朝、コーヒーが定番という方も、休日くらいは香ばしいお茶に切り替えてみる。窓辺で温かい一杯をゆっくり飲む時間は、一日の始まりにちょっとした余白を生んでくれます。ノンカフェインなら、夜型で眠りが浅い方にも向いています。
夕食後・寝る前のリラックスタイムに
カフェインを気にして夜の飲み物に困っている方は多いものです。香ばしいノンカフェインのお茶なら、夕食後や寝る前でも安心。温かいお茶を両手で包んで飲むだけで、気持ちがふっとほどける——そんなひとときに似合います。
天風茶という選び方
「ハブ茶も麦芽も気になるけれど、一種類ずつそろえるのは大変」という方に、当薬局がご用意しているのが天風茶です。はとむぎ・ハブ茶・麦芽・ウーロン茶・アマチャヅル・クコ葉・カキの葉・陳皮・茶葉・人参葉・熊笹・霊芝という、12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶。この記事でお話ししたハブ茶と麦芽も、しっかり配合されています。
飲み方はとても手軽です。約1.5Lのお湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すだけ。急須に熱湯を注いでもいいですし、冷やしてもおいしくいただけます。1日2〜3杯を目安に、ご自分のペースでどうぞ。お子さまからご年配の方まで、家族みんなで楽しめる一杯です。
毎日の習慣として、いろいろな和漢素材の香ばしさを気軽に味わいたい——そんな方の食卓に、そっと寄り添うお茶です。
5. 香ばしいお茶が恋しいときの、体のサイン
香ばしいお茶を「飲みたいな」と感じるとき、その背景に、体からのちいさなサインが隠れていることがあります。なかでも、当薬局でよくお話に出るのが「胃腸」のことです。
暑い季節は、つい冷たい飲み物や冷たい食べ物が増えがち。冷たいものが続くと、お腹がなんとなく重い、食欲が落ちる、食後に張る——そんな違和感を覚える方が少なくありません。そういうとき、温かくて香ばしいお茶が自然と恋しくなるのは、体が「温かいものでひと息つきたい」と求めているサインなのかもしれません。
もちろん、香ばしいお茶を飲んだからといって、胃腸の不調が解決するわけではありません。お茶はあくまで、暮らしのなかのちいさな楽しみ。けれど、「最近、お腹の調子がずっと気になる」「食後の張りや重さが続いている」という方は、お茶とは別に、体質そのものを見直してみる価値があります。
胃腸の不調は、放っておくと睡眠や肌、気分にまで影響が広がっていくことがあります。お腹のすっきりしない感じが続く方は、「朝のすっきりを助ける食養生」もあわせてご覧ください。和漢素材や養生の全体像を知りたい方には、「漢方の養生総まとめ」がおすすめです。天風茶に入っている素材をもっと知りたい方は、「霊芝・クコ葉ほか、天風茶12素材のはなし」もどうぞ。
6. 銀座漢方天風堂でできること
銀座漢方天風堂薬局では、毎日の一杯を楽しみたい方にも、体質からじっくり整えたい方にも、それぞれに合った形でお手伝いしています。
天風茶を続けたい方
「香ばしいお茶を毎日の習慣にしたい」「家族みんなで気がねなく飲めるお茶がほしい」という方には、天風茶をご用意しています。ハブ茶・麦芽をはじめ12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶で、煮出しても急須でも、冷やしてもお楽しみいただけます。定期便なら毎月のお届けで、買い忘れの心配もありません。まずは気軽に、いつものお茶の一つに加えてみてください。
体質から整えたい方
「お腹の調子がずっと気になる」「食後の張りや重さが続く」「胃腸の弱さを根っこから見直したい」——そんな方には、お一人ずつ向き合う漢方相談を承っています。お茶は暮らしの楽しみですが、慢性的な不調は、体質に合わせた煎じ薬で方向性を整えていくほうが合いやすい方が多いです。
初回相談の流れ(30分)では、体調・お悩み・暮らしのお話を伺い(30分)、脈と舌の様子を拝見して体質を整理し(10分)、合う食材や暮らしの工夫、お試しいただく漢方の方向をご提案します(15分)。最後に料金・服用方法と、次回ご相談のタイミングをご案内します(5分)。
初めての方には、おためし2週間コース 9,800円(税込)をご案内しています。内訳は、初回相談料込み+煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約。2週間試してみて、体感がよければ継続をご相談、合わなければそこで終了でも構いません。
「毎日鍋で煎じるのは大変では」とよく聞かれますが、当薬局の煎じ薬は1日分が個包装パック。お湯と一緒に5〜10分温めるだけで飲める仕組みで、朝の身支度の間に準備できる方がほとんどです。当薬局はご来店いただいての対面相談が基本で、ご相談者の9割が女性。胃腸・冷え・PMS・更年期など、女性のお悩みを毎日のように伺っています。
天風茶を毎日の養生習慣に
天風茶は、はとむぎ・ハブ茶・陳皮・霊芝など12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶です。お子さまからご年配の方まで、毎日の一杯としてお楽しみいただけます。
▶ 天風茶(7g×36袋)通常 2,200円/定期便 1,980円(10%OFF・毎月お届け)
▶ 体質から整えたい方は漢方のご相談も承ります
おためし2週間コース 9,800円(税込・初回相談料込み+煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約)。LINE登録で1ヶ月コースに使える5,000円OFFクーポン進呈(有効期限6ヶ月・1タップで登録完了)。
📞 お電話:0120-102-995(受付13:00〜19:00/土日祝休)
🗓️ Web予約:24時間受付フォーム
ご夫婦・ご家族とご一緒のご相談も歓迎します。
※天風茶は食品です。特定の効果効能を目的としたものではありません。※漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中・服薬中の方は事前にお知らせください。
7. よくある質問(FAQ)
Q. ハブ茶や麦芽の入ったお茶は、カフェインが入っていますか?夜飲んでも大丈夫?
ハブ茶(エビスグサの種を炒ったもの)も麦芽(発芽させた大麦)も、もともとカフェインを含まない素材です。当薬局の天風茶は、これらを含む12種の和漢素材をノンカフェインで設計しています。夕食後や寝る前でも気がねなく、お子さまからご年配の方まで、時間を気にせずお楽しみいただけます。香ばしい味わいなので、麦茶やほうじ茶が好きな方にもなじみやすいお茶です。
Q. 天風茶の飲み方や1日の目安は?子どもや家族も飲めますか?
約1.5Lのお湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すのが基本です。急須に熱湯を注いでもよく、冷やしてもおいしくいただけます。1日2〜3杯を目安に、ご自分のペースでどうぞ。ノンカフェイン設計なので、お子さまからご年配の方まで家族みんなで楽しめます。ただし食品ですので、体質や体調が気になる方、お薬を服用中の方は、念のため薬剤師にご相談ください。
Q. 予約方法とキャンセルポリシーは?
ご予約はWebフォーム(24時間受付)、お電話(0120-102-995/13:00〜19:00・土日祝休)、LINEからご予約いただけます。キャンセル・日程変更は前日17:00まではご連絡をいただければ料金は発生しません。当日のご事情によるキャンセルもまずはお電話でご相談ください。お一人での初回ご相談はもちろん、ご夫婦・ご家族とのご相談も承ります。
Q. 西洋薬(降圧薬・抗うつ薬・ステロイド等)を服用中ですが、漢方は併用できますか?
原則として併用可能なケースが多いですが、必ず薬剤師にお薬手帳をご提示いただき確認します。特に甘草を含む漢方は、利尿薬(フロセミド等)・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため、用量と期間を慎重に判断します。当薬局では薬剤師歴45年以上の店主が、現在服用中のお薬と漢方の組み合わせを安全に整えるご相談を承ります。主治医にも漢方併用を共有することをおすすめしています。
Q. 女性の悩み(PMS・生理・更年期)を男性薬剤師に話しづらいです
ご相談者の9割が女性のため、店主はPMS・生理・更年期・婦人科のお悩みを毎日のように伺っています。それでも気になる方は、ご予約時のLINE・お電話で「女性スタッフをご希望」とお伝えください。在籍する女性スタッフが対応可能なお時間帯で調整いたします。
本記事は和漢素材・養生・漢方に関する一般的な解説であり、特定の疾患の診断・治療を目的としたものではありません。天風茶は食品であり、特定の効果効能を保証するものではありません。漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、医療機関で治療中の方、慢性疾患をお持ちの方、お薬を服用中の方は、必ず事前に医師・薬剤師にご相談ください。甘草(カンゾウ)を含む漢方は重ねて飲むと甘草の量が増えます。チアジド系降圧利尿薬・ループ利尿薬やインスリン、副腎皮質ステロイドなどを使用中の方は低カリウム血症を生じやすいとされるため、服用中のお薬を事前にお知らせください。気になる症状がある場合は医療機関の受診を優先してください。