梅雨太りが気になる方へ|銀座の薬剤師が4タイプで整える

梅雨太りが気になる方へ|銀座の薬剤師が4タイプで整える

雨の窓辺で体の重さを感じる30代女性 梅雨太り・むくみ
監修: 柳澤 謙行(やなざわ けんこう)/銀座漢方天風堂薬局 薬剤師(薬剤師歴45年)
2000年銀座にて漢方薬局を開業。30〜50代女性の冷え・むくみ・婦人科・慢性不調のご相談を年間2,000件以上担当。女性のご相談者が9割を占めます。

梅雨に入った途端、体がむくんで重い。
顔も脚もぼってりして、指輪がきつい。
食べる量は変えていないのに、なんだか戻りにくい。
朝起きると、まぶたも体もどんより重だるい。

こんなお声を、6月になると毎週のように銀座のカウンターでいただきます。

「夏に向けて気をつけているのに、梅雨だけ太った気がして」
「ダイエット漢方を飲んでも、変化が感じられません」
「いろいろ調べたけど、自分が何タイプか分からないんです」

結論からお伝えすると、いわゆる「梅雨太り」は「食べすぎ」でも「意志が弱いから」でもありません。梅雨の湿気で水分の巡りが落ちて、余分な水分と冷えをためこんだ状態——これが、同じ暮らしなのに体が重くなる本当の理由です。体重計の数字より先に、まず巡りを整えていきましょう。

今日はそんな「梅雨太り」を、銀座漢方天風堂の薬剤師として、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。仕組みの話から、自分のタイプに合わせた整え方まで、順番にご紹介します。

目次(読みたい所からどうぞ)

1. なぜ梅雨に体が重くなるのか

要点を先にお伝えすると、梅雨太りの正体は「食べすぎ」ではなく「水分の巡りの落ち込み」であることが多いです。

漢方相談カウンターで体質の説明をする様子

体は本来、要らない水分を汗や尿でこまめに外に出しています。ところが梅雨は外の湿気が高く、汗が乾きにくい。すると体の中の水分まで巡りが落ちて、余分な水分がたまりやすくなります。この「たまった余分な水分」が、むくみとなって体を重く見せるんです。

東洋医学では、体に余分な水分が溜まった状態を、巡りの滞りとして捉えます。そこに冷えが重なると、ためこんだ水分も動きにくくなる。冷たい飲み物・エアコン・雨で下がる気温が、その流れをさらに鈍らせます。

30〜50代の女性は、ここに体のリズムのゆらぎも加わって、人より強く「重さ」と「戻りにくさ」を感じやすい時期にあたります。当薬局のカウンターでは、6月になると「むくんで重い」「梅雨だけ戻りにくい」というご相談が、毎年同じ時期に集中します。これは個人の体質だけの問題ではなく、梅雨という季節そのものが重さを生み出しているからです。

2. 梅雨太り4タイプ

同じ「梅雨太り」でも、出方には大きく4つのパターンがあります。表面の重さは似ていても、根本の体質が違うため、合う工夫・合わない工夫がはっきり分かれます。

老舗漢方薬局の天秤・乳鉢・薬草束 体質を見立てる伝統

「梅雨太りに○○茶」という一括の答えは、私たちの現場ではほぼ成立しません。まずは自分のタイプを知ることが、整えはじめの第一歩です。

タイプ1:水太り型(むくみで重い)

夕方になると脚がパンパン、靴下の跡が深い、まぶたが腫れぼったい、指輪がきつい——という方。湿気が高い日ほど体が重く、トイレの回数が少なめなこともあります。湿気で水分の巡りが落ち、余分な水分がたまっているパターンです。

タイプ2:冷え代謝低下型(冷えてためこむ)

手足やお腹が冷えていて、温かい飲み物でホッとする方。冷たいものを摂ると一気に重くなる、運動しても汗をかきにくい、年々戻りにくくなった——という方はこのタイプです。体を温める力が落ちて、巡りとともにためこみやすくなっています。

タイプ3:胃腸疲れ型(甘いもの・冷たいもの)

梅雨のだるさで、つい甘いものや冷たいものに手が伸びる方。食後にお腹が張る、胃が重い、軟便になりやすい、食欲のムラがある——という方はこのタイプです。湿気で胃腸が疲れ、消化の力が落ちているパターンです。

タイプ4:ストレス停滞型(気分から食べる)

梅雨の鬱々とした気分から、つい食べてしまう方。イライラや落ち込みで間食が増える、お腹や胸が張る、ため息が増える、寝ても気分が晴れない——という方はこのタイプです。気分の重さと一緒に体の巡りも停滞しているパターン。働く30〜40代の女性に多く見られます。気分の落ち込みや眠りの浅さが続く方は、「夜中に目が覚める・早朝覚醒と漢方」もあわせてご覧ください。

3. セルフチェック12問

各タイプ3問ずつ。当てはまる項目が多いタイプが、あなたの主なパターンの可能性が高いです。複数タイプに当てはまる方がほとんどなので、一番多いタイプを「主」として捉えてみてください。

タイプ1:水太り型
  • 夕方になると脚がパンパン・靴下の跡が深い
  • まぶたが腫れぼったい・指輪や靴がきつい
  • 湿気の高い日ほど体が重い
タイプ2:冷え代謝低下型
  • 手足やお腹が冷えていて、温かい飲み物でホッとする
  • 冷たいものを摂ると一気に体が重くなる
  • 運動しても汗をかきにくい・年々戻りにくい
タイプ3:胃腸疲れ型
  • 梅雨のだるさで甘いもの・冷たいものが増える
  • 食後にお腹が張る・胃が重い
  • 軟便になりやすい・食欲にムラがある
タイプ4:ストレス停滞型
  • 気分の重さ・イライラから間食が増える
  • お腹や胸が張る・ため息が増える
  • 寝ても気分が晴れない・梅雨に気分が沈む
2タイプ以上に当てはまる方へ
カウンターでお伺いするご相談者の多くは、2タイプ以上に当てはまります(当薬局の漢方相談記録より、傾向値)。「水太り+冷え(タイプ1+2)」「胃腸疲れ+ストレス(タイプ3+4)」などの組み合わせは珍しくありません。

複数タイプが絡む梅雨太りは、市販のダイエット漢方1種類では整えにくいことが多いです。あなた一人のために、いくつかの生薬を組み合わせて仕立てる「煎じ薬」を、当薬局ではお作りしています(煎じ薬は1日分のパックを1日1回お湯で温めるだけ。朝の準備時間5分程度で続けられる方が多いです)。

4. タイプ別「合う食材」と暮らしの工夫

朝の窓辺の漢方茶と植物 呼吸・落ち着き・養生のひととき

漢方薬で整える前に、まずは食事と暮らしを少し変えてみるだけで、体感が変わってくる方もいらっしゃいます。ためこんだ水分を流れやすくする昔ながらの知恵と、東洋医学の体質別アプローチを組み合わせると向き合いやすいです。タイプ別に方向性をご紹介します。

タイプ1:水太り型

合う食材:はと麦・小豆・とうもろこしのひげ茶・冬瓜・きゅうり・黒豆
避けたい:塩分のとりすぎ・水分の一気飲み・夜遅い食事
暮らし:湯船にゆっくり浸かって一日の重さを流す、ふくらはぎを動かす、長時間の同じ姿勢を避ける。

タイプ2:冷え代謝低下型

合う食材:生姜・シナモン・黒豆・なつめ・鶏肉・温かい味噌汁
避けたい:アイス・冷たい飲み物・生もの・薄着
暮らし:冷たい飲み物を一杯だけ常温に替える、腹巻きや靴下で「冷やさない」、軽く体を動かして汗ばむ習慣。

タイプ3:胃腸疲れ型

合う食材:大根・かぶ・陳皮(みかんの皮)・山査子(さんざし)・お粥・蒸し野菜
避けたい:甘いもの・脂っこいもの・冷たい麺類の連日・ながら食べ
暮らし:よく噛む、夕食を軽めにする、間食は温かいお茶でひと呼吸おいてから。

タイプ4:ストレス停滞型

合う食材:しそ・柑橘類・セロリ・ジャスミン茶・薄荷・三つ葉
避けたい:夜遅いSNS・過度の飲酒・ストレス食いの習慣化
暮らし:深呼吸や軽い散歩で気分を巡らせる、夜は画面を早めにオフ、休日に自然に触れる時間。

5. 梅雨太りの裏に隠れている本当の悩み

梅雨太りを気にしてご相談に来られる方の多くは、根っこに「重さ+もう一つの慢性不調」を抱えていらっしゃいます。重さだけが単独で起きていることは、当薬局ではあまり多くありません。

タイプ1・2の方は、冷えとむくみと連動しています。「水太りで重い人は、冷えてもいるし巡りも落ちている」というお悩みは、同じ根っこから出ていることが多いです。冷えとむくみの関係は、「冷えとむくみは同じ根っこ」もあわせてご覧ください。

タイプ3の方は、胃腸の疲れや代謝の落ち込みと連動しています。「お腹が疲れている人は、食べた量のわりに重くなりやすい」という状態は、「代謝と脂肪・むくみ」と同じ土台の上にあります。

タイプ4の方は、気分の落ち込みや眠りの浅さと連動しています。「気分が晴れない・よく眠れない・つい食べる」というセットは、よく一緒に出ます。

「梅雨太りを整える」ことは、多くの場合「冷え・むくみ・胃腸・睡眠」のいずれかと同時並行で進みます。だからこそ、体重だけを追いかける市販の対策1つだけでは変化を感じにくく、あなたの体質に合わせて複数の生薬を組み合わせる煎じ薬のほうが、巡り全体を底上げしやすい方が多いです。梅雨前の水のめぐり養生は、「梅雨前にやっておく水のめぐり養生」もご参照ください。

6. 「市販のダイエット漢方を試したけど効かない」と思った方へ

当薬局のカウンターでも、最も多くいただくお声のひとつです。

市販のダイエット漢方は、ある特定のタイプに合わせて作られています。例えば「水太りに」「脂肪が気になる方に」とよく聞きますが、これはタイプ1の方には合うことが多い一方、タイプ2やタイプ3の方が選ぶと「むしろお腹が冷える」「変化を感じない」と感じることがあります。

「梅雨太り」と一括りにせず、自分のタイプを知った上で選ぶ。それでも複数タイプにまたがる場合は、薬剤師が体質を確認した上で生薬を組み合わせる——これが、巡りを整えていく近道です。

当薬局では、初回60分かけて、ご相談者の体質を脈・舌・暮らしのお話から見立てて、煎じ薬で「あなたの一剤」を仕立てます。市販の漢方薬や、服用中の西洋薬との組み合わせ方もご相談いただけます。

7. 銀座漢方天風堂でできること(料金・流れ)

銀座漢方天風堂薬局 漢方相談カウンター

「自分のタイプがわからない」「複数タイプに当てはまる」「市販で変化がなかった」という方のために、銀座漢方天風堂薬局ではお一人ずつ向き合うご相談を承っています。体重や体型のお悩みも、まずは体調のご相談としてお話しください。

初回相談の流れ(60分)

  1. 体調・お悩み・暮らしのお話を伺う(30分)
  2. 脈と舌の様子を拝見し、体質タイプを整理(10分)
  3. 合う食材・暮らしの工夫と、お試しいただく漢方の方向をご提案(15分)
  4. 料金・服用方法のご案内、次回ご相談のタイミング相談(5分)

料金(おためし2週間コース)

初めての方には、おためし2週間コース 9,800円(税込)をご案内しています。
内訳: 初回相談料込み+あなた専用の煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約。

2週間試してみて、体感がよければ継続をご相談、合わなければそこで終了でも構いません。月の継続コストはお体の状態と生薬の構成により幅がありますが、目安として月15,000円〜25,000円程度の方が多いです。

煎じ薬って大変ですか?

「毎日鍋で煎じるのは無理…」というお声をよくいただきますが、ご安心ください。当薬局の煎じ薬は1日分が個包装パックになっていて、お湯と一緒に5〜10分温めるだけで飲める仕組みです。朝の身支度の間に準備できる方がほとんどです。

来店が中心ですが、女性のご相談者がほとんどです

当薬局はご来店いただいての対面相談が基本です(オンライン相談は通信状況の安定したご予約のみ承ります、まずは初回ご来店推奨)。ご相談者の9割は女性で、冷え・むくみ・PMS・生理痛・更年期のお悩みが多くを占めます。「男性薬剤師に相談しづらい」と気になる方も、店内には女性スタッフも在籍していますので、初回お電話・LINEでご相談先をお伝えいただければ調整いたします。

📊 当薬局のご相談者37名の傾向

当薬局のご相談者37名のうち、冷え関連を主訴・併発症として挙げた方は65%(24名)。年代別では30代32%・40代24%・50代38%で、30〜50代女性が中心です。3ヶ月モニター完遂率は95%、6ヶ月以上継続される方は78%にのぼります。

ご相談プロセスの一例:30代女性(冷え+むくみ+便秘でご相談)は、夕方の脚の重さが少しずつ気にならなくなり、半年継続のうちに梅雨どきの体の重だるさとの付き合い方が変わってきたと、ご感想をいただいています。毎月のカウンセリングで体調に合わせて処方を見直しました。

梅雨の重さ・むくみは単独で訴えられる方は少なく、冷え・胃腸の疲れ・便秘・気分の落ち込みと併発するケースが多いのが特徴。

※当薬局HPお客様の声バックアップ分析 n=37、2026年5月時点。
※漢方の体感には個人差があります。体重を減らすことを保証するものではありません。
※気になる症状は医療機関の受診を優先してください。
※掲載の体験記述は処方による効能効果を示すものではなく、ご相談プロセスと生活変化の記録です。

ご予約・お問い合わせ

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ご夫婦・ご家族とご一緒のご相談も歓迎します。

※漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中・服薬中の方は事前にお知らせください。

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8. よくある質問(FAQ)

Q. 「梅雨太り」って本当にあるんですか?ただ食べすぎているだけでは?

食べすぎが重なることもありますが、当薬局では「食べる量は変えていないのに梅雨だけ重い」というご相談を毎年6月に多くいただきます。梅雨は湿度が急に上がり、汗が乾きにくく、体の水分の巡りが落ちてむくみとして重さに出やすい時期です。これは個人の意志の問題ではなく季節要因が大きいと考えています。まずはセルフチェックで自分のタイプを確認してみてください。

Q. 漢方を飲めば痩せますか?

漢方は体重を減らすことを保証するものではありません。当薬局がお手伝いするのは、むくみ・冷え・胃腸の疲れなど、巡りの滞りを体質に合わせて整えることです。巡りが整うと、結果として体の重さやだるさが気になりにくくなる方もいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。食事・運動・睡眠の見直しと合わせて、無理なく続けられる方向でご提案します。急な体重の増減がある場合は、医療機関の受診を優先してください。

Q. 市販のダイエット漢方を試しましたが変化を感じません。なぜ?

市販のダイエット漢方は、ある特定のタイプに合わせて作られています。「水太りに」と聞いて選んでも、自分の体質と合っていなければ「変化を感じない」「むしろお腹が冷えた」と感じることがあります。タイプを見立てた上で、必要に応じて複数の生薬を組み合わせていくことで、巡りを整えやすくなります。複数タイプにまたがる方は、ご相談時に薬剤師が一緒に整理します。

Q. 予約方法とキャンセルポリシーは?

ご予約はWebフォーム(24時間受付)、お電話(0120-102-995/13:00〜19:00・土日祝休)、LINEからご予約いただけます。キャンセル・日程変更は前日17:00まではご連絡をいただければ料金は発生しません。当日のご事情によるキャンセルもまずはお電話でご相談ください。お一人での初回ご相談はもちろん、ご夫婦・ご家族とのご相談も承ります。

Q. 西洋薬(降圧薬・利尿薬・ステロイド等)を服用中ですが、漢方は併用できますか?

原則として併用可能なケースが多いですが、必ず薬剤師にお薬手帳をご提示いただき確認します。特に甘草を含む漢方は、利尿薬(フロセミド等)・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため、用量と期間を慎重に判断します。当薬局では薬剤師歴45年の店主が、現在服用中のお薬と漢方の組み合わせを安全に整えるご相談を承ります。主治医にも漢方併用を共有することをおすすめしています。

免責事項
本記事は東洋医学・漢方に関する一般的な解説であり、特定の疾患の診断・治療や、体重減少・痩身効果を保証するものではありません。漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、医療機関で治療中の方、慢性疾患をお持ちの方は、必ず事前に薬剤師にご相談ください。甘草を含む漢方は利尿薬・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため、注意が必要です。急な体重の増減やむくみが続く場合は、別の原因が隠れていることもあるため、医療機関の受診を優先してください。
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