はとむぎ(ヨクイニン)とは|和漢茶に親しまれてきた理由|天風茶

はとむぎ(ヨクイニン)ってどんな素材?和漢茶に親しまれてきた理由

はとむぎ(ヨクイニン)をイメージした和漢茶のある暮らし 朝の窓辺
監修: 柳澤 謙行(やなぎさわ けんこう)/銀座漢方天風堂薬局 薬剤師(薬剤師歴45年以上)
2000年銀座にて漢方薬局を開業。30〜50代女性の冷え・婦人科・慢性不調のご相談を年間2,000件以上担当。女性のご相談者が9割を占めます。

はとむぎ茶って、なんとなく体によさそう。
ヨクイニンという名前は聞くけれど、はとむぎと同じものなの?
和漢ブレンドのお茶に、よく入っているのはどうして?

こんなお声を、銀座のカウンターでよくいただきます。

「昔おばあちゃんが、はとむぎ茶を飲んでいた気がします」
「スーパーで雑穀ミックスに入っているのを見かけます」
「気になってはいるけれど、結局どんな素材なのか分からなくて」

結論からお伝えすると、はとむぎは、何千年も前から東アジアで食べられ、お茶として飲まれてきた、暮らしになじみの深い穀物です。難しい健康食品でも、特別な薬でもありません。お米や麦と同じように、日本人が長く親しんできた「雑穀」の仲間です。今日はそんなはとむぎの素顔を、銀座の薬剤師として、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。

この記事でわかること
  • はとむぎとヨクイニンの違い、その歴史
  • はとむぎが和漢茶に親しまれてきた理由
  • お茶・雑穀ごはん・和漢ブレンド——はとむぎの楽しみ方
  • 「はとむぎ茶が気になる方」のチェックリスト
  • 暮らしへの取り入れ方と、はとむぎ配合の天風茶のご紹介
目次(読みたい所からどうぞ)

1. はとむぎ(ヨクイニン)とは?歴史と名前の由来

白衣の薬剤師が漢方相談カウンターで説明する 個別の体質見立て

はとむぎは、イネ科の一年草で、もともとは東南アジアあたりが原産といわれる穀物です。お米や麦と同じ、れっきとした「雑穀」の仲間。日本へは古い時代に伝わり、各地で田畑のすみに植えられて、暮らしの中で食べられてきました。

では「ヨクイニン(薏苡仁)」とは何でしょう。これは、はとむぎの実から外側の固い殻を取り除いた、中の白い部分を指す呼び名です。同じ植物から生まれる、いわば「はとむぎの中身」。お茶や雑穀として親しまれてきた一方で、和漢の世界では古くからこのヨクイニンという呼び方で語り継がれてきました。同じものを、暮らしの言葉と和漢の言葉、二つの名前で呼んでいると考えると分かりやすいかもしれません。

面白いのは、中国の古い書物にもはとむぎが登場することです。後漢の時代、遠征に出た武将が現地ではとむぎを車いっぱいに積んで持ち帰った、という逸話が伝わっているほど、当時から大切にされてきた穀物でした。日本でも江戸期の文献に、はとむぎを日々の養生に取り入れる暮らしの知恵が書き残されています。

当薬局のカウンターでも、「祖母が縁側ではとむぎ茶を煮出していた」という思い出話をよく伺います。はとむぎは、特別な健康ブームの素材というより、家庭の台所に当たり前にあった、生活になじむ穀物。それが、世代を超えて受け継がれてきた理由のひとつだと感じています。

2. はとむぎの楽しみ方3分類(お茶/雑穀ごはん/和漢ブレンド)

老舗漢方薬局の天秤・乳鉢・薬草束

はとむぎが長く親しまれてきた背景には、暮らしへの取り入れ方の幅広さがあります。大きく3つの楽しみ方に分けてご紹介します。

分類1:お茶として(はとむぎ茶)

もっとも親しまれてきたのが、煎ってお茶にする飲み方です。香ばしくて、ほんのり甘い。クセが少なく、ごくごく飲めるので、家族みんなの食卓の定番として愛されてきました。麦茶に近い感覚で、夏は冷やして、冬は温かく。ノンカフェインなので、時間を選ばず楽しめるのも、昔から好まれてきた理由です。

分類2:雑穀ごはんとして

白米に少し混ぜて炊く「雑穀ごはん」も、はとむぎの王道の楽しみ方です。ぷちっとした歯ごたえと、ほのかな香ばしさが加わって、いつものごはんに表情が生まれます。スープやリゾット、サラダのトッピングに使う方も増えてきました。穀物そのものを食べる、いちばんシンプルで満足感のある取り入れ方といえます。

分類3:和漢ブレンドの一員として

そして、はとむぎは和漢ブレンド茶の素材としても重宝されてきました。香ばしいはとむぎは、他の和漢素材とぶつかりにくく、全体をやわらかくまとめてくれる「縁の下の力持ち」。だからこそ、複数の素材を組み合わせたブレンド茶に、はとむぎが入っていることが多いのです。当薬局の天風茶にも、12種の和漢素材のひとつとして、はとむぎが配合されています。

3. こんな方は、はとむぎ茶が気になるかも

はとむぎは、特定の悩みに「効かせる」ために飲むものではなく、毎日の暮らしになじむ嗜好品です。とはいえ、こんな方には特に親しみやすい素材かもしれません。当てはまる項目が多い方は、一度はとむぎ茶を試してみると、暮らしの一杯にしっくりくるかもしれません。

はとむぎ茶が気になる方チェックリスト
  • コーヒーや緑茶を控えたくて、ノンカフェインの飲み物を探している
  • 香ばしくてクセの少ない、毎日飲み飽きないお茶が好み
  • 家族みんなで同じお茶を楽しみたい(子どもや年配の方も)
  • むくみやすい季節、温かいお茶でひと息つく習慣をつくりたい
  • 肌や巡りなど、内側からの暮らし方に関心がある
  • 雑穀や和漢素材など、昔ながらの食文化に親しみを感じる
  • 水分をこまめに摂りたいけれど、甘い飲み物は避けたい
いくつか当てはまった方へ
はとむぎ茶は、味の主張がやさしく、ほかの和漢素材ともなじみやすいお茶です。だからこそ「単体のはとむぎ茶」から始める方もいれば、「はとむぎを含む和漢ブレンド」で複数の素材をいっしょに楽しむ方もいらっしゃいます(当薬局でいただくお声の傾向です)。

当薬局の天風茶は、はとむぎを含む12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶。一種類の素材だけでなく、いろいろな和漢素材を毎日の一杯でまとめて楽しみたい方に親しまれています。
毎日の一杯から始めたい方へ
ノンカフェインの天風茶は、夜でも気がねなく飲める12種の和漢素材ブレンド茶です。まずは日々の習慣に取り入れたい方は天風茶のページをご覧ください。体質からじっくり整えたい方は、LINE登録で初回相談に使える5,000円OFFクーポンを進呈しています。

4. はとむぎを暮らしに取り入れるコツ

朝の窓辺の和漢茶と植物 養生のひととき

はとむぎは、肩ひじ張らずに続けられるのが魅力です。難しく考えず、まずは「いつもの飲み物の一つ」として迎え入れてみてください。ここでは、無理なく続けるためのちょっとした工夫をご紹介します。

まとめて煮出して、冷蔵庫に常備する

はとむぎ茶やはとむぎ入りの和漢茶は、約1.5Lの湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すのが基本です。多めに作って冷ましておけば、暑い時季は冷やして、肌寒い日は温め直して。冷蔵庫に常備しておくと、麦茶代わりにごくごく飲めます。当薬局でも「まとめ作りが続けるコツ」とお伝えしています。

飲み物の置きかえとして使う

コーヒーや甘い飲み物を一日に何杯も飲んでいる方は、そのうちの一杯を、はとむぎ茶に置きかえてみる。それだけでも、暮らしの中の小さな変化になります。ノンカフェインなので、午後や夜のひと息にも向いています。香ばしさがあるので、お茶を「味気ない」と感じにくいのも続けやすい点です。

家族みんなで同じ一杯を

はとむぎ茶のいいところは、年齢を問わず楽しめること。お子さまからご年配の方まで、同じやかんから注げます。食卓に一本あると、自然と家族の水分補給の習慣にもつながります。「家族みんなで飲める」という安心感は、はとむぎが昔から台所に置かれてきた理由でもあります。

こうした和漢素材を毎日の習慣にしたい方に親しまれているのが、当薬局の天風茶です。はとむぎをはじめ、ハブ茶・麦芽・陳皮・霊芝・クコ葉など12種の和漢素材を一つにブレンドしました。ノンカフェイン設計で、夜の一杯にも、家族の食卓にも。一種類ずつ揃える手間なく、いろいろな和漢素材を「日々の一杯」でまとめて楽しめるのが特長です。

5. はとむぎが寄り添ってきた「水の巡り」と「肌」の話

はとむぎが、これほど長く暮らしに親しまれてきたのには、もう一つ理由があります。それは、東洋医学が大切にしてきた「水の巡り」や「肌」という、女性に身近なテーマと、昔から結びつけて語られてきたことです。

東洋医学では、体の中の余分な水分がうまく巡らずに溜まってしまう状態を「水毒(すいどく)」と呼び、季節の湿気や生活習慣と関わると考えてきました。じめじめした梅雨や、夏の冷房で体が重だるく感じる時季——そんなときに、はとむぎのような穀物のお茶でひと息つく、という暮らしの知恵が、各地に残されています。冷えとむくみと水のめぐりの話や、むくみが気になる方の毎日の和漢茶習慣もあわせてご覧いただくと、水の巡りという考え方がつかみやすいかもしれません。

もう一つ、はとむぎが昔から語られてきたのが「肌」とのつながりです。ヨクイニンという呼び名は、肌の手入れに関心のある方の間で、古くから知られてきました。とはいえ、これは「飲めば肌がこうなる」という話ではなく、あくまで日々の暮らしの整え方の一部として、長く親しまれてきたという文化の話です。

大切なのは、はとむぎ茶はあくまで嗜好品・習慣の一杯だということ。むくみや肌の悩みそのものを、体質からじっくり整えたいとなれば、それは一杯のお茶の役割を超えてきます。そんなときは、東洋医学の体質の見立て——漢方の養生総まとめでも触れている考え方が、次の一歩のヒントになります。

6. 銀座漢方天風堂でできること(天風茶・漢方相談)

銀座漢方天風堂薬局 漢方相談カウンター

はとむぎのような和漢素材に親しみたい方へ、銀座漢方天風堂薬局では二つの入り口をご用意しています。「まずは毎日の一杯を楽しみたい方」と、「体質からじっくり整えたい方」。どちらからでも、お気軽にどうぞ。

天風茶を続けたい方へ

はとむぎを含む12種の和漢素材をブレンドした天風茶は、ノンカフェインの健康茶です。お子さまからご年配の方まで、毎日の一杯としてお楽しみいただけます。香ばしくクセが少ないので、麦茶代わりに家族みんなで。一種類ずつ素材を揃える手間なく、いろいろな和漢素材をまとめて暮らしに取り入れたい方に親しまれています。まずは天風茶のページをのぞいてみてください。

体質から整えたい方へ(相談の流れ・60分)

「むくみや肌、巡りのことを、体質から見直したい」という方には、お一人ずつ向き合う漢方相談を承っています。初回は60分かけて、暮らしのお話を伺い、脈と舌の様子から体質を整理し、合う食材・暮らしの工夫と、お試しいただく漢方の方向をご提案します。

  1. 体調・お悩み・暮らしのお話を伺う(30分)
  2. 脈と舌の様子を拝見し、体質タイプを整理(10分)
  3. 合う食材・暮らしの工夫と、漢方の方向をご提案(15分)
  4. 料金・服用方法のご案内、次回のタイミング相談(5分)

料金(おためし2週間コース)

初めての方には、おためし2週間コース 9,800円(税込)をご案内しています。
内訳: 初回相談料込み+あなた専用の煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約。

2週間試してみて、体感がよければ継続をご相談、合わなければそこで終了でも構いません。煎じ薬は1日分が個包装パックになっていて、お湯と一緒に5〜10分温めるだけ。朝の身支度の間に準備できる方がほとんどです。

来店が中心ですが、女性のご相談者がほとんどです

当薬局はご来店いただいての対面相談が基本です。ご相談者の9割は女性で、PMS・生理痛・更年期・冷え・むくみ・婦人科のお悩みが多くを占めます。「男性薬剤師に相談しづらい」と気になる方も、店内には女性スタッフが在籍していますので、初回お電話・LINEでお知らせいただければ調整いたします。

天風茶を毎日の養生習慣に

天風茶は、はとむぎ・ハブ茶・陳皮・霊芝など12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶です。お子さまからご年配の方まで、毎日の一杯としてお楽しみいただけます。

▶ 天風茶(7g×36袋)通常 2,200円/定期便 1,980円(10%OFF・毎月お届け)

🍵 天風茶をみる・購入する


▶ 体質から整えたい方は漢方のご相談も承ります

おためし2週間コース 9,800円(税込・初回相談料込み+煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約)。LINE登録で初回相談に使える5,000円OFFクーポン進呈(有効期限6ヶ月・1タップで登録完了)。

💬 LINE登録はこちら

📞 お電話:0120-102-995(受付13:00〜19:00/土日祝休)

🗓️ Web予約:24時間受付フォーム

ご夫婦・ご家族とご一緒のご相談も歓迎します。

※天風茶は食品です。特定の効果効能を目的としたものではありません。※漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中・服薬中の方は事前にお知らせください。

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7. よくある質問(FAQ)

Q. はとむぎとヨクイニンは、違うものですか?

もとは同じ植物です。「はとむぎ」はイネ科の穀物そのものや、それを煎ったお茶を指す暮らしの呼び名。「ヨクイニン(薏苡仁)」は、はとむぎの実から外側の固い殻を取り除いた中の白い部分を指す、和漢の世界での呼び名です。お茶や雑穀ごはんとして親しまれてきた一方で、和漢の伝統の中ではヨクイニンとして語り継がれてきた、と考えると分かりやすいです。

Q. 天風茶は、子どもや家族も飲めますか?1日の目安は?

天風茶ははとむぎを含む12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶(食品)です。お子さまからご年配の方まで、毎日の一杯としてお楽しみいただけます。約1.5Lの湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すのが基本。急須に熱湯でも、冷やしてもおいしくいただけます。1日2〜3杯を目安に、暮らしのリズムに合わせてどうぞ。なお食品ですので、特定の効果効能を目的としたものではありません。アレルギーが気になる方や妊娠中・授乳中の方は、念のため医師・薬剤師にご相談ください。

Q. 予約方法とキャンセルポリシーは?

ご予約はWebフォーム(24時間受付)、お電話(0120-102-995/13:00〜19:00・土日祝休)、LINEからご予約いただけます。キャンセル・日程変更は前日17:00まではご連絡をいただければ料金は発生しません。当日のご事情によるキャンセルもまずはお電話でご相談ください。お一人での初回ご相談はもちろん、ご夫婦・ご家族とのご相談も承ります。

Q. 西洋薬(降圧薬・抗うつ薬・ステロイド等)を服用中ですが、漢方は併用できますか?

原則として併用可能なケースが多いですが、必ず薬剤師にお薬手帳をご提示いただき確認します。特に甘草を含む漢方は、利尿薬(フロセミド等)・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため、用量と期間を慎重に判断します。当薬局では薬剤師歴45年以上の店主が、現在服用中のお薬と漢方の組み合わせを安全に整えるご相談を承ります。主治医にも漢方併用を共有することをおすすめしています。

Q. 女性の悩み(PMS・生理・更年期)を男性薬剤師に話しづらいです

ご相談者の9割が女性のため、店主はPMS・生理・更年期・婦人科のお悩みを毎日のように伺っています。それでも気になる方は、ご予約時のLINE・お電話で「女性スタッフをご希望」とお伝えください。在籍する女性スタッフが対応可能なお時間帯で調整いたします。

免責事項
本記事は和漢素材・養生・漢方に関する一般的な解説であり、特定の疾患の診断・治療を目的としたものではありません。天風茶は食品であり、特定の効果効能を保証するものではありません。漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、医療機関で治療中の方、慢性疾患をお持ちの方、お薬を服用中の方は、必ず事前に医師・薬剤師にご相談ください。甘草を含む漢方は利尿薬・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため注意が必要です。気になる症状がある場合は医療機関の受診を優先してください。
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