雨の日の頭痛と漢方|薬剤師が5タイプで見立てる気象痛の整え方
「雨が降る前から頭が重くなる」「こめかみが締めつけられる」「ロキソニンが手放せない」「天気予報で雨マークを見ただけで気が重い」——30〜50代女性のご相談カウンターで本当に多く伺うお声です。当薬局では、雨の日に出る頭痛を「気圧のせい」だけで片付けず、痛む場所・痛み方・併発症状の5タイプで見立てます。LINE友だち追加で5,000円分のクーポンを進呈しております。初回のご相談は無料、薬剤師歴45年の店主が60分かけてお話を伺います。
柳澤 謙行(やなざわ けんこう)/銀座漢方天風堂薬局 薬剤師
薬剤師歴45年・漢方相談のべ10,000件超/創業2000年
- 雨の日に頭痛が出る本当の理由
- 痛む場所・痛み方でわかる体質の違い
- あなたの頭痛はどの体質か、5タイプ別セルフチェック
- タイプ別の見立てと代表処方の考え方
- 頭痛薬を減らしていくための養生
なぜ雨の日に頭痛が出るのか
東洋医学では、頭痛を「気圧のせい」とは捉えません。気圧の変化に「体が反応しやすい状態」になっている、と考えていきます。
雨が降る前後で外の湿度が上がると、体の中の余分な水分も動きにくくなります。これを「内湿(ないしつ)」と呼びます。内湿が頭の方向に滞ると、頭重・締めつけ・吐き気として現れます。
同じ気圧の変化でも、頭痛が出る方と出ない方がいます。違いは「体の中の余分な水分」「気のめぐり」「血のめぐり」「冷え」のどれが弱っているか、です。
ご相談票を304件並べると(2026年5月時点・当薬局調べ)、30〜50代女性のおよそ半数が、雨の日に悪化する頭痛と冷え・むくみ・疲れやすさを同時に抱えていらっしゃいました。
あなたの頭痛は?5タイプ別セルフチェック
痛む場所・痛み方・併発症状から、ご自身の傾向を見てみてください。複数のタイプに当てはまる方がほとんどです。
タイプ① 痰湿(頭重・締めつけ・吐き気)
- 頭が重く、ボーッとして集中できない
- 頭全体が締めつけられる感じ
- 吐き気を伴うことがある
- 体が重だるい、雨の日に悪化する
- 舌の苔が分厚く、白〜黄色っぽい
タイプ② 肝陽上亢(こめかみ・側頭部・ストレス連動)
- こめかみや側頭部がズキズキ痛む
- イライラや緊張で頭痛が悪化する
- 顔がのぼせ、目が充血する
- 肩や首の張りを伴う
- 生理前・寝不足で悪化する
タイプ③ 気血両虚(鈍痛・疲労連動)
- 頭がじわっと鈍く痛む
- 疲れたとき・寝不足のときに悪化
- 顔色が青白い、立ちくらみ
- 動悸、息切れ、眠りが浅い
- 月経の後半に頭痛が出やすい
タイプ④ 瘀血(刺すような痛み・夜悪化)
- 頭の決まった一点が刺すように痛む
- 夜になると痛みが強くなる
- 月経時・月経前に強くなる
- 顔色がくすむ、唇が紫っぽい
- 手足のしびれや冷感を伴う
タイプ⑤ 寒湿(後頭部・首肩こり・冷えで悪化)
- 後頭部から首・肩にかけて重い
- 冷えると痛みが強くなる
- 温めると楽になる
- 下半身が冷える、トイレが近い
- 雨の日と寒い日の両方で悪化する
タイプ別の見立てと代表処方
当薬局では、市販の頭痛薬を否定しません。発作時はロキソニン等で抑えていただきつつ、根本の体質を整える方向で組み立てます。複数の体質が重なる方には、煎じ薬で「あなたの一剤」を仕立てる方向で。
タイプ① 痰湿には、頭の余分な水分をさばく方向で組み立てます。半夏白朮天麻湯・五苓散・呉茱萸湯などの考え方を、お一人ずつのお声に合わせて。
タイプ② 肝陽上亢には、気を降ろしながら肝の高ぶりを鎮める方向で。釣藤散・抑肝散・加味逍遙散などの考え方が背景にあります。
タイプ③ 気血両虚には、気と血を補いながら頭に届ける方向で。当帰芍薬散・十全大補湯・帰脾湯などの考え方を組み合わせます。
タイプ④ 瘀血には、滞った血のめぐりを流す方向で。桂枝茯苓丸・血府逐瘀湯(中国処方)の考え方が背景にあります。
タイプ⑤ 寒湿には、後頭部から首肩を温めて湿を散らす方向で。葛根湯加川芎辛夷・呉茱萸湯・川芎茶調散などの考え方を組み合わせます。
同じ「雨の日の頭痛」でも、痛む場所と併発症状でタイプが違います。タイプを見立てずに同じ漢方を飲み続けると、かえって体が重くなる方もいらっしゃいます。
頭痛薬を減らしていくための養生
3週間続けると、ロキソニンの頻度が週2〜3回から週1回未満に減っていく方が多いです。
朝のひと口は白湯から始めましょう。冷たい飲み物を常温に切り替えるだけで、頭の重さがぐっと変わってきます。なつめ・くこ・はとむぎ・しょうが・くるみは、頭への気と血を巡らせてくれる食材です。
湯船には10分つかり、後頭部から首にかけて温める。寝る90分前にスマホは切り上げて、画面の明るさを夜モードに落としておく。これだけでも翌朝の頭の軽さが違います。
頭痛薬を月10回以上使う方は「薬剤の使用過多による頭痛」が起きていることがあります。その場合は、漢方で根本を整えながら、頭痛薬を少しずつ減らしていく方向が組み立てやすいです。
頭痛の裏にある本当の体質
雨の日の頭痛は、冷え・睡眠・婦人科・疲労と深くつながっています。
痰湿はむくみとダイエットの停滞にも潜んでいますし、肝陽上亢は更年期のホットフラッシュと同じメカニズム。気血両虚は妊活の土台が崩れている状態そのものですし、瘀血は生理痛・PMSの根っこです。
「ただの天気のせい」「ただの片頭痛」と片付けず、その裏にある体質の連環を見ていく。これが当薬局のお見立ての方向性です。
まとめ
雨の日の頭痛は、5タイプ(痰湿・肝陽上亢・気血両虚・瘀血・寒湿)で見立てると、ご自身の傾向が見えてきます。痛む場所・痛み方・併発症状で見立てが違い、複数のタイプが重なる方には、煎じ薬で「あなたの一剤」を仕立てて整えていきます。頭痛薬で抑えるだけではなく、体質から整える養生を組み合わせる方向が結果として続きます。
銀座漢方天風堂薬局
体質の見立てから、はじめてみませんか。
薬剤師歴45年の店主が、初回60分かけてお話を伺います。
あなたの体質に合わせた、あなたのための一剤を仕立てます。
営業時間 13:00〜19:00(土曜・日曜・祝日定休)
※養生の感じ方や漢方の効果には個人差があります。
※妊娠中・授乳中の方、服薬中の方は事前にご相談ください。
※LINEクーポンは1ヶ月分の漢方にご利用いただけます(おためし2週間コースとの併用不可)。
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よくある質問(FAQ)
Q. ロキソニンを毎日飲んでいますが、漢方と併用できますか?
併用可能です。漢方で根本の体質を整えながら、痛みの強いときは引き続きロキソニン等で抑えていただく方向で組み立てます。3〜4週間ほどで頭痛薬の頻度が下がってくる方が多いです。月10回以上の頻度が続く方は、薬剤の使用過多による頭痛が起きている可能性もあるため、その点もあわせてご相談ください。個人差があります。
Q. 五苓散と呉茱萸湯はどちらが合いますか?
五苓散は「頭重・むくみ・吐き気を伴う痰湿タイプ」向けで、雨の日の天気痛に使いやすい処方です。呉茱萸湯は「冷えで悪化し、温めると楽になる寒湿タイプ」向けです。同じ雨の日頭痛でも体質によって選び分けます。実際は混合タイプも多く、煎じ薬で組み合わせる方が合うことが多いです。
Q. 生理前と雨の日が重なると頭痛がひどくなります
「肝陽上亢」「瘀血」「気血両虚」のいずれかが背景にあることが多く、頭痛と月経不調を同じ体質の根っこから整えていく方向で組み立てます。煎じ薬で生薬を組み合わせて、PMSと頭痛の両方を見ていくことが多いです。PMS生理痛5タイプの記事もあわせてご覧ください。
Q. 急に強い頭痛が出た場合はどうすればいいですか?
これまで経験したことのない強い頭痛、突然の頭痛、麻痺やろれつの回らなさを伴う頭痛、発熱を伴う頭痛は、脳血管疾患・髄膜炎等の可能性もあるため、まず救急医療機関へご相談ください。日常的に出る雨の日頭痛とは別物として扱います。
本記事は一般的な健康情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を代替するものではありません。漢方薬の効果には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、他の医薬品を服用中の方、持病のある方は、ご利用前に薬剤師または医師にご相談ください。これまで経験したことのない強い頭痛、突然の頭痛、麻痺・ろれつの回らなさ・発熱を伴う頭痛は、脳血管疾患・髄膜炎・くも膜下出血等の可能性があるため、ただちに救急医療機関へご相談ください。
