耳管開放症の漢方相談|銀座の薬剤師が5タイプで体質を見立てる
2000年銀座にて漢方薬局を開業。30〜50代女性の冷え・婦人科・慢性不調のご相談を延べ1万人以上担当。女性のご相談者が9割を占めます(当薬局の漢方相談記録より、傾向値)。
公開日:2026年8月10日
結論からお伝えすると、耳管開放症に漢方を使うときは「耳の詰まりを取る薬」を探すのではなく、体を上へ支える力や体を潤す力がどこで落ちているかを5つに分けて考えます。診断と治療は耳鼻咽喉科で受けたうえで、体質の側から並行してご相談いただけます。
なお、当薬局のご相談は医師による診断ではなく、東洋医学の考え方にもとづく体質の見立てです。診断・治療は医療機関で行われることを前提にお読みください。
「自分の声が頭の中で響いて、話すのがつらい」
「耳がふさがった感じがするのに、横になると軽くなる」
「自分の呼吸の音が耳の中で聞こえる」
耳管開放症(じかんかいほうしょう)は、つらさが本人にしか分からないため、周りに伝わりにくい不調のひとつです。耳管が何をしている器官なのか、学会が症状をどう定義しているのかを先に整理したうえで、東洋医学から見た5つの体質タイプを順に見ていきます。
1. なぜ自分の声が響き、耳がふさがるのか?
急に聞こえが悪くなった/回転するようなめまいをともなう/耳だれ・耳の痛みがある/頭を打ったあとや手術のあとから始まった/片側だけ症状が強くなっていく/耳鳴りが日ごとに強くなる。以上は当薬局からのお願いとして挙げているもので、学会が定めた基準ではありません。これらに当てはまる場合は、漢方の相談より先に耳鼻咽喉科をご受診ください。なお日本耳科学会は「これらの症状はまったく違う耳の病気でも生じるということです。ですから、自己判断は避けて、耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診し、症状の原因を確かめることがとても大切です」と記しています。
耳管(じかん)は、耳と鼻の奥をつないでいる細い管です。日本耳科学会の一般向け解説では「耳管は、この聞こえを支える重要なしくみの一つで、鼓膜の奥にある中耳という空間と、鼻の奥とをつなぐ細い管状の構造物です」と説明されています。役割は3つあり、中耳の圧力を外の空気と同じに保つ換気、自分の声や呼吸の音が中耳に響くのを防ぐ遮断、中耳にたまった分泌物を鼻の奥へ流し出す排出です。そして「ふだん耳管はしっかり閉じていますが、飲み込んだりあくびをしたりすると一瞬だけ開き、そのタイミングでこれらの役割を果たしています」とされています(日本耳科学会「耳の病気ガイド 耳管開放症」)。
同じ解説によれば、耳管開放症は「ふだんは閉じているはずの耳管が開きっぱなしになっている状態」で、耳閉感(耳がつまったように感じる)・自声強聴(自分の声が大きく響く)・呼吸音聴取(自分の呼吸の音が耳の中で聞こえる)が現れます。出方には個人差があり、「1日中続く場合もあれば、時間帯や体勢、運動、会話などで強まったり弱まったり、消失する場合もあります」と記されています。症状が体勢で変わることは、この病気では例外ではなく特徴です。
その体勢の話が、診断のうえでも中心に置かれています。日本耳科学会の「耳管開放症診断基準案2016」は、①自覚症状がある(自声強聴、耳閉感、呼吸音聴取の1つ以上)②耳管閉塞処置で症状が明らかに改善する(A=臥位・前屈位などへの体位変化/B=耳管咽頭口閉塞処置)③開放耳管の他覚的所見がある、という3項目を置き、確実例=①+②+③、疑い例=①+(②または③)としています。つまり「横になると軽くなる」は思い込みではなく、診断基準の柱にあたる観察点です(日本耳科学会 耳管開放症診断基準案2016)。
同じ基準は逆向きの注意も書いています。耳管を閉塞しても症状が消えない場合について「この所見が無ければ耳管開放症は否定される。」と明記されており、似た症状でも別の病気であることがあります。さらに注釈では、臥位や前屈位で耳症状が軽くなることは上半規管裂隙症候群・外リンパ瘻・脳脊髄液減少症などでも起こりうるため、「疑い例」と診断する際にはこれらの疾患を除外することが望ましい、とされています。自己判断で決めてしまわないでください。
原因については、日本耳科学会の解説が「脱水、人工透析、急な体重減少(ダイエットや病気によるもの)、神経や筋肉の病気、顎関節症など顎の関節の異常、顎・顔面の外傷、頭部の手術後に生じた神経の障害が原因になることもあります。妊娠や女性ホルモンのエストロゲンを含む経口避妊薬も誘因として知られています」と挙げています。耳管の周囲にある筋肉・脂肪・静脈網が四方から押さえることで、ふだん耳管は閉じている——その押さえる力が痩せや脱水で弱まる、という説明です。要因を調べても原因が特定できない例があることも、同じ解説に記されています。
東洋医学では、耳管開放症という病名を使いません。体を上へ支える力(気)が落ちている、耳を養う血が足りない、水がさばけず滞っている、気の巡りが止まっている、体を潤す力が不足している——といった体全体の傾向のあらわれとして読みます。「立っていると強く、横になると軽い」という西洋医学側の観察点は、東洋医学でいう「気が持ち上がらない」という見方と同じところを見ています。なお日本耳科学会は保存的治療の投薬のひとつとして漢方を挙げ、「漢方はその病状、体質などの証により主治医と相談しましょう」と記しています。これは治療の選択肢として挙げられているという記述であって、効果を保証するものではありません。また、当薬局のご相談は主治医の治療に置き換わるものではありません。
2. 東洋医学では耳管開放症をどう5つに分けるのか?
東洋医学では耳管開放症そのものを病名として扱いません。「体を支える力が落ちて、上に持ち上がらない」という見方が土台になります。次の5つを目安に整理します。
タイプ1:気が持ち上がらない型|中気下陥(ちゅうきかかん)
胃腸の力が落ちて、体を上へ支える働きが弱っている傾向。立っていると症状が強く、横になると軽くなるのが特徴です。急な体重減少のあとに現れることがあります。
タイプ2:気血不足型|気血両虚(きけつりょうきょ)
気と血の両方が足りず、耳を養う力が届いていない傾向。立ちくらみ・顔色の悪さ・動悸をともないます。体格や食事量、月経による出血の状況とあわせて見ます。
タイプ3:水はけ低下型|脾虚湿盛(ひきょしっせい)
水分をさばく力が落ち、耳のまわりに水の停滞が起きている傾向。耳の詰まった感じと自分の声の響きが、体の重だるさと一緒に強まります。
タイプ4:気の巡り停滞型|肝気鬱結(かんきうっけつ)
ストレスで気の巡りが滞り、耳の詰まり感が強く意識される傾向。症状の強弱がその日の緊張度に左右されます。人前で話す場面で強まる方が該当します。
タイプ5:潤い不足型|腎陰虚(じんいんきょ)
体を潤す力が不足している傾向。耳鳴りをともない、夜間や疲れたときに強まります。のぼせ・寝汗・口の渇きが重なることがあります。
なお、この5つで説明がつかない方もいらっしゃいます。体勢を変えても症状がまったく変わらない場合や、聞こえの低下・回転性のめまいをともなう場合は、東洋医学の枠組みより先に耳鼻咽喉科での確認が要ります。5つに当てはめること自体が目的ではありません。
3. 自分はどのタイプ? 20問セルフチェック
全20問です。各タイプ4項目のうち2つ以上当てはまれば、そのタイプの傾向があります。3つ以上当てはまるタイプが、いまの体質の主軸に近いと考えてください。2つ以上当てはまるタイプが複数ある場合は、下の「2タイプ以上に当てはまる方へ」をお読みください。
※この2つ・3つという目安は、ご相談前の整理のために当薬局が置いているもので、診断基準ではありません。
- 横になると軽くなる・立つと強まる
- 最近体重が減った
- 疲れやすく声に力が出ない
- 食が細い・胃が下がる感じがする
- 立ちくらみがある
- 顔色が白い・唇の色が薄い
- 動悸・息切れがある
- 月経量が少ない/疲れると悪化する
- 耳がふさがった感じがある
- 体が重だるい・むくみやすい
- 雨の日や湿度の高い日に悪化する
- 胃がもたれやすい
- 緊張する場面で強まる
- ため息が多い・胸がつかえる
- 症状を意識すると強くなる
- 寝つきが悪い
- 耳鳴りをともなう
- 夜や疲労時に悪化する
- のぼせる・寝汗をかく
- 口が渇く・肌が乾く
複数のタイプの特徴が重なって見えることがあります(当薬局の見立て上の整理で、件数として集計したものではありません)。その場合、市販の一処方では体質の主軸に届かないことがあります。薬剤師が体質を見立てて処方を組み合わせる煎じ薬という選択肢もあります。
4. タイプ別に、今日から何ができるか?

いずれも日々の食事と暮らしの範囲でできることです。合わないと感じたら続けないでください。
日本耳科学会は保存的治療・生活指導として「特に過度なダイエットは症状をひどくすることがあります。体重減少など原因が明らかな場合には体重増加、最低限体重の維持をすすめます」と記しています。当薬局でも、耳管開放症のご相談で減量をおすすめすることはありません。脱水も誘因に挙げられているため、水分は一度にではなく少量ずつこまめに摂ってください。低用量ピル(エストロゲンを含むもの)を服用中の方は、自己判断で中止せず、処方元の婦人科にご相談ください。同学会も、婦人科の病状によっては休止やエストロゲン非含有製剤への変更を依頼することがあると記しています。
タイプ1:気が持ち上がらない型
合う食材:山芋・かぼちゃ・うるち米・なつめ
暮らし:食事を抜かない。長時間の立ち仕事のあとに横になる時間をつくる
タイプ2:気血不足型
合う食材:レバー・ほうれん草・黒ごま・なつめ
暮らし:睡眠時間を優先する。過度な食事制限を避ける
タイプ3:水はけ低下型
合う食材:はと麦・とうもろこしのひげ茶・小豆
暮らし:冷たい飲み物を減らす。夕方に足を上げて休む
タイプ4:気の巡り停滞型
合う食材:しそ・柑橘類・ミント・ジャスミン茶
暮らし:深呼吸を1日数回。症状を測り続けない時間をつくる
タイプ5:潤い不足型
合う食材:黒豆・山芋・白きくらげ・すっぽん
暮らし:夜更かしを避ける。長風呂とサウナを控えめに
5. 耳管開放症の裏に何が隠れているのか?
上の5タイプで挙げた特徴のうち、立ちくらみ・ふらつき・疲れやすさは、それ自体を主題にした記事があります。耳の症状といっしょに当てはまるものがあれば、そちらのほうが具体策に届きます。
- 立ちくらみがある・顔色が白い(気血不足型の方へ) → 「立ちくらみで悩む方へ」
- 疲れた日や長く立った日に強まる(気が持ち上がらない型の方へ) → 「疲れると立ちくらみがする方へ」
- 体の重だるさやむくみと一緒に出る(水はけ低下型の方へ) → 「ふらつき・めまいで悩む方へ」
- 立ち上がるたびに繰り返す(気血不足型の方へ) → 「立ちくらみが頻繁に起きる方へ」
- 自分がどのタイプか分からないとき(5タイプのセルフチェック) → 「立ちくらみ・ふらつきを漢方で整える」
また、耳の症状だけを追いかけても戻ってしまうと感じている方は、初回のご相談で睡眠・食事・体重の変化・月経の状況もあわせて伺います。耳管開放症では体重の減少や脱水が誘因として挙げられているため、耳から離れた項目が手がかりになることがあります。
6. 市販の漢方が合わないのはなぜ?
市販の漢方薬は、特定のタイプに合わせて設計されています。複数のタイプにまたがる不調では、ひとつの処方が体質の主軸と噛み合わないことがあります。薬剤師が体質を見立てて処方を組み合わせる形をとる方もいらっしゃいます。
ただし、これは市販薬を否定するものではありません。合っている方はそのまま続けていただいて構いません。
耳鼻咽喉科で点鼻治療や処置を受けている方も、それらを続けたままご相談いただけます。当薬局はそれらの治療を減らす・やめる判断をする場ではありません。日本耳科学会も、漢方について「その病状、体質などの証により主治医と相談しましょう」としています。処方内容はお薬手帳で確認し、飲み合わせに注意が要る組み合わせがあればその場でお伝えします。
7. 相談すると何をして、いくらかかるのか?
ご相談の流れ:①LINE・お電話・Web予約でご予約 →②ご来店。体調・お悩み・これまでの経過・暮らしを伺い、脈と舌を拝見 →③体質の主軸を整理し、合う処方をご提案 →④煎じ薬をお渡し →⑤経過を確認し、必要なら処方を調整。脈と舌を実際に拝見するため、ご相談は来店を基本としています。
無料相談は30分です。まずはここでお身体の状態と、漢方が選択肢になるかを整理します。継続される場合の費用の目安は毎月15,000〜25,000円程度です。煎じ薬は1日分パックで、朝5〜10分で準備できます。短期間のおためしコースもご用意していますので、金額と内容は無料相談の際にご案内します。
※ 2026-08-10 時点のご案内です。金額は変わることがあります。
※LINE登録でお渡しする5,000円OFFクーポンは通常の1か月コースが対象です。おためし2週間コースなど、他の割引との併用はできません。
医療機関で治療を受けている方は、その治療を続けながらご相談ください。当薬局は診断を行う場ではありません。お薬手帳をお持ちいただけると、併用の確認がスムーズです。
耳管開放症のお悩みを、体質から見立てます
無料相談(30分)で、これまでの経過・お薬・暮らしを伺い、脈と舌からお身体の状態を整理します。薬剤師歴45年以上の柳澤が担当します。
▶ LINE登録で5,000円OFFクーポン進呈(通常の1か月コースが対象・他の割引との併用不可)
📞 03-3547-5102(13:00〜19:00/土日祝休)
🗓️ Web予約 📍 地図・アクセス(〒104-0061 東京都中央区銀座3-14-4/東銀座駅 徒歩3分)
※ 医療機関での診断・治療を受けている方は、そちらを優先してください。当薬局のご相談は診断ではなく、東洋医学の考え方による体質の見立てです。自己判断で治療を中断しないでください。
※お身体の変化には個人差があります。妊娠中・授乳中・服薬中の方は事前にお知らせください。
8. よくある質問(FAQ)
Q. 耳鼻咽喉科に通っていますが、漢方相談も受けられますか?
はい。耳鼻咽喉科に通院しながらご相談に来られる方もいらっしゃいます。当薬局のご相談は診断ではなく、東洋医学の考え方による体質の見立てです。処方されているお薬がある場合は、お薬手帳をお持ちください。医療機関での治療は自己判断で中断せず、続けながらご相談ください。
Q. どんなときに医療機関を受診したほうがよいですか?
日本耳科学会は「これらの症状はまったく違う耳の病気でも生じるということです。ですから、自己判断は避けて、耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診し、症状の原因を確かめることがとても大切です」と記しています。なお当薬局からのお願いとして、急に聞こえが悪くなった・回転するようなめまいがある・耳だれや耳の痛みがある・頭を打ったあとや手術のあとから始まった・片側だけ症状が強くなっていく・耳鳴りが日ごとに強くなる、というときは漢方相談より先に受診してください。
Q. 横になると症状が軽くなります。気のせいでしょうか?
気のせいとは限りません。日本耳科学会の耳管開放症診断基準案2016では、耳管閉塞処置のひとつとして「臥位・前屈位などへの体位変化」が挙げられ、それで症状が明らかに改善することが診断基準の2Aにあたります。同基準では2Aは問診でも判定できるとされているため、「横になると軽くなるか」は受診時にそのまま伝える価値のある情報です。ただし判定するのは耳鼻咽喉科の医師であり、当薬局ではありません。
Q. ダイエット中ですが、続けてもよいですか?
日本耳科学会は「特に過度なダイエットは症状をひどくすることがあります。体重減少など原因が明らかな場合には体重増加、最低限体重の維持をすすめます」と記しています。当薬局からも、耳管開放症のご相談中に減量をおすすめすることはありません。減量の必要がある事情をお持ちの場合は、進め方を主治医とご相談ください。
Q. 低用量ピルを飲んでいます。やめたほうがよいですか?
自己判断でやめないでください。日本耳科学会は、エストロゲン製剤を含む低用量ピルも原因の一つになるとし、婦人科の病状や状態によっては休止やエストロゲン非含有製剤への変更を依頼することもあると記しています。判断するのは処方元の婦人科です。当薬局は処方薬を減らす・やめる判断をする場ではありません。お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせで注意が要る組み合わせをその場でお伝えします。
Q. 市販の漢方を試しましたが、しっくりきません。なぜでしょうか?
市販の漢方薬は、特定のタイプに合わせて作られています。耳管開放症では複数のタイプの特徴が重なって見えることがあり、そうした場合はひとつの処方が体質の主軸と合わないことがあります。薬剤師が体質を見立てて処方を組み合わせる形をとる方もいらっしゃいます。
Q. 西洋薬を服用中ですが、漢方は併用できますか?
お薬手帳を拝見して確認します。甘草(カンゾウ)を含む漢方では、まれに偽アルドステロン症(低カリウム血症・血圧上昇・むくみ)が起こることがあります。厚生労働省の「重篤副作用疾患別対応マニュアル 偽アルドステロン症」は、高血圧症や心不全に対してチアジド系降圧利尿薬やループ利尿薬が投与されている場合、糖尿病に対してインスリンが投与されている場合に「低カリウム血症を生じやすく、重篤化しやすいので、注意が必要である」としています。同マニュアルはこのほか、副腎皮質ステロイド・甲状腺ホルモン薬・経口避妊薬・アスピリン・イブプロフェンなども低カリウム血症を惹起しうるとして、併用時の注意を挙げています。初期症状としては「手足のしびれ、つっぱり感、こわばり」「徐々に進行する四肢の脱力や筋肉痛」が挙げられています。服用中のお薬は必ずお知らせください。
Q. 予約方法とキャンセルについて教えてください。
LINE・お電話・Web予約から承ります。ご予約の変更やキャンセルが必要になった場合は、分かった時点でLINEまたはお電話でご連絡ください。
Q. 女性の悩みを男性薬剤師に話しづらいのですが。
ご相談者の9割が女性です。ご予約時に「女性スタッフを希望」とお伝えいただければ調整いたします。
本記事は東洋医学・漢方に関する一般的な解説であり、特定の疾患の診断・治療を目的としたものではありません。漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、医療機関で治療中の方、慢性疾患をお持ちの方は、必ず事前に薬剤師にご相談ください。甘草(カンゾウ)を含む漢方では、まれに偽アルドステロン症(低カリウム血症・血圧上昇・むくみ)が起こることがあります。厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル 偽アルドステロン症」は、チアジド系降圧利尿薬・ループ利尿薬やインスリンが使われている場合に低カリウム血症を生じやすいとし、副腎皮質ステロイド・甲状腺ホルモン薬・経口避妊薬・アスピリン・イブプロフェンなども低カリウム血症を惹起しうるとしています。服用中のお薬は事前にお知らせください。気になる症状がある場合は、医療機関の受診を優先してください。