なんとなく不調が続く方へ|銀座の薬剤師が4タイプの養生でほぐす
2000年銀座にて漢方薬局を開業。30〜50代女性の冷え・婦人科・慢性不調のご相談を年間2,000件以上担当。女性のご相談者が9割を占めます。
朝起きても、なんだか疲れが抜けていない。
特にどこが悪いわけでもないのに、ずっと重だるい。
病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまう。
気力がわかず、すぐイライラしたり、涙もろくなったりする。
こんなお声を、銀座のカウンターで毎日のようにいただきます。とくに30代後半から50代にかけての女性に、とても多いご相談です。
「検査では問題ないのに、不調だけが続くんです」
「年齢のせい、と片づけられてしまって行き場がありません」
「自分でも、どこが悪いのか言葉にできないんです」
結論からお伝えすると、その「なんとなく不調」は、気のせいでも怠けでもありません。東洋医学では、病気とまではいかないけれど健康でもない、その間のゆらいだ状態を「未病(みびょう)」と呼びます——検査の数値に出る前の、体からの小さなサインです。そしてこの未病は、放っておく不調ではなく、日々の養生でゆるやかにほぐしていける状態でもあります。
今日はそんな「なんとなく不調」を、銀座漢方天風堂の薬剤師として、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。4つのタイプ別セルフチェックから、お茶の時間を含む日々の小さな養生まで、順番にご紹介します。
- 検査では異常なしの「なんとなく不調」が起きる仕組み(未病とは)
- あなたの不調はどのタイプか(4タイプ別の特徴)
- 12問のセルフチェックで自分の傾向を知る方法
- お茶の時間を含む、毎日の小さな養生の工夫
- その不調の裏に隠れたプレ更年期・自律神経のサイン
1. なぜ「検査異常なし」でも不調が続くの?
答えを先にお伝えすると、西洋医学の検査は「すでに壊れた部分」を見つけるのが得意な一方、「まだ壊れていないけれど、調子を崩しかけている状態」は数値に表れにくいからです。
東洋医学には、二千年以上前から「未病」という考え方があります。健康と病気の間にある、ゆらいだグレーゾーン。だるさ、寝つきの悪さ、気分の浮き沈み、肌や髪の不調——こうしたサインは、まさにこの未病の段階で体が出してくれる「お知らせ」です。
東洋医学では、体は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つがバランスよく巡ることで保たれていると考えます。気は元気やめぐらせる力、血は体を養う栄養、水は体をうるおす水分です。このどれかが「滞る」または「足りない」と、検査には出なくても、なんとなくの不調として現れます。
当薬局のカウンターでは、30代後半から「前はこんなに疲れなかったのに」というお声が増えはじめます。これは多くの場合、加齢やストレス、生活リズムの乱れで、気・血・水のどこかが少しずつ偏ってきたサイン。どこが偏っているかは人によって違うからこそ、まずは自分のタイプを知ることが、整えはじめの第一歩になります。
2. なんとなく不調の4タイプ
ひと口に「なんとなく不調」といっても、その出方には大きく4つのパターンがあります。気・血・水のどこが偏っているかで、合う養生・合わない養生が変わってきます。
表面の「だるい」「やる気が出ない」は似ていても、根っこの体質が違えば打つ手も変わります。「疲れたら栄養ドリンク」という一律の対処が、私たちの現場ではあまりうまくいかないのはこのためです。
タイプA:気が滞るタイプ(流れがつまる)
元気の量は足りているのに、それがうまく巡らず、つまっている方。のどや胸に何かつかえる感じがある、ため息が多い、気分にムラがあってイライラしやすい、お腹が張る、生理前に不調が強まる——こんな方はこのタイプです。
ストレスや緊張が続くと、気の流れが渋滞します。30〜40代の働く女性に、最も多く見られるパターンです。
タイプB:気が足りないタイプ(エネルギー不足)
そもそも元気の量そのものが目減りしている方。朝から疲れている、少し動くと息切れする、風邪をひきやすい、声に力が出ない、食後に強い眠気がくる——こんな方はこのタイプです。
働きすぎ・休めない日々・胃腸の弱りで、エネルギーを作る力が落ちている状態。がんばり屋さんほど陥りやすいパターンです。
タイプC:血が足りないタイプ(うるおい・栄養不足)
体を養う血が不足している方。顔色がさえない、肌や髪がパサつく、目が疲れやすくかすむ、寝つきが浅く夢をよく見る、立ちくらみやめまいがある、爪が割れやすい——こんな方はこのタイプです。
月経や出産、無理なダイエット、睡眠不足で消耗しやすいパターン。女性に特有の、見落とされがちな不調の根っこです。
タイプD:水が滞るタイプ(余分な水分のため込み)
体に余分な水分が溜まり、巡らない方。体や頭が重だるい、むくみやすい、雨や低気圧の日に体調を崩す、めまい・吐き気が出る、舌の縁に歯のあとがつく——こんな方はこのタイプです。
冷たい飲食、運動不足、梅雨や湿気の多い季節で悪化しやすいパターン。だるさの正体が「水のため込み」だった、という方は少なくありません。
3. セルフチェック12問
各タイプ3問ずつ、全12問です。当てはまる項目が多いタイプが、あなたの主なパターンの可能性が高いと考えられます。複数タイプに当てはまる方がほとんどなので、一番多いタイプを「主」として捉えてみてください。
- のど・胸に何かつかえる感じがあり、ため息が多い
- 気分にムラがあり、イライラしたり落ち込んだりしやすい
- 生理前にお腹や胸が張り、不調が強まる
- 朝から疲れていて、少し動くと息切れする
- 風邪をひきやすく、声や気力に力が出ない
- 食後に強い眠気がきて、横になりたくなる
- 顔色がさえず、肌や髪がパサつく・爪が割れやすい
- 目が疲れやすく、かすみや立ちくらみがある
- 寝つきが浅く、夢をよく見て眠りが満たされない
- 体や頭が重だるく、むくみやすい
- 雨や低気圧の日に、体調を崩しやすい
- めまい・吐き気があり、舌の縁に歯のあとがつく
カウンターでお伺いするご相談者の多くは、2タイプ以上に当てはまります(当薬局の漢方相談記録より、傾向値)。「気が滞る+血が足りない(A+C)」「気が足りない+水が滞る(B+D)」などの組み合わせは、とくに30代後半以降の女性によく見られます。
こうした複数の偏りが重なった「なんとなく不調」は、市販のサプリや単品の養生だけでは整いにくいことが少なくありません。日々の養生で土台をつくりながら、必要に応じてあなた一人のために生薬を組み合わせて仕立てる「煎じ薬」で体質から整える——という二段構えが、当薬局がよくご提案する道です。
ノンカフェインの天風茶は、夜でも気がねなく飲める12種の和漢素材ブレンド茶です。まずは日々の習慣に取り入れたい方は天風茶のページをご覧ください。体質からじっくり整えたい方は、LINE登録で初回相談に使える5,000円OFFクーポンを進呈しています。
4. 日々の小さな養生と、お茶の時間
未病は、大きな治療より「日々の小さな積み重ね」で土台が変わっていく段階です。完璧を目指さず、できそうなことを一つだけ選んでみてください。タイプ別に方向性をご紹介します。
タイプA:気が滞る
合う食材:しそ・柑橘類・セロリ・三つ葉・春菊・ジャスミン茶
暮らし:深呼吸を1日3回、軽い散歩、香りでひと息つく時間をつくる。スマホを置いて、ぼんやりする時間を意識的に。
タイプB:気が足りない
合う食材:山芋・かぼちゃ・なつめ・お米・鶏肉・温かい味噌汁
暮らし:夜更かしを減らし、まず「休む」を優先。冷たいもの・生ものを控え、胃腸をいたわる。無理して動かない日をつくる。
タイプC:血が足りない
合う食材:黒豆・黒ごま・なつめ・レバー・ほうれん草・赤身の魚や肉
暮らし:23時前の就寝で血を養う、目を酷使しすぎない、極端なダイエットを避ける。スマホの見すぎに注意。
タイプD:水が滞る
合う食材:はと麦・冬瓜・小豆・とうもろこし・きゅうり・海藻
暮らし:冷たい飲み物を控え常温〜温かいものに、適度に体を動かして汗をかく、湯船にしっかり浸かる。
どのタイプにも共通する「お茶の時間」という養生
養生で意外と見落とされがちなのが、「ホッと一息つく時間そのもの」です。忙しい毎日のなかで、温かいお茶を一杯いれて、湯気を眺めながらゆっくり呼吸する。それだけで張りつめた気持ちが少しゆるむ、という方は多くいらっしゃいます。
当薬局では、そんな日々の一杯として天風茶(てんぷうちゃ)をご用意しています。はとむぎ・ハブ茶・陳皮・霊芝・クコ葉・熊笹など、昔から飲み継がれてきた12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインのお茶です。カフェインを含まないので、夜のリラックスタイムにも、お子さまからご年配の方まで、気がねなくお楽しみいただけます。
約1.5Lのお湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すだけ。急須に熱湯を注いでも、夏は冷やしても美味しくいただけます。1日2〜3杯を目安に、暮らしの区切りに取り入れてみてください。「お茶をいれる」というひと手間が、自分をいたわる小さな合図になります。
5. その不調の裏にある本当のサイン
「なんとなく不調」を訴えてご相談に来られる方の多くは、根っこに「年齢の節目」と「自律神経のゆらぎ」を抱えていらっしゃいます。とくに30代後半から50代の女性では、この2つが未病の大きな背景になっていることが少なくありません。
一つめは、プレ更年期です。更年期は一般的に45歳前後からと言われますが、その手前の30代後半〜40代前半でも、女性ホルモンはゆるやかに揺れ始めます。「まだ更年期には早いはず」という年代の方の、原因のはっきりしないだるさ・気分の波・寝つきの悪さは、このプレ更年期のゆらぎが背景にあることがあります。やがてのぼせやほてりが出てくる方は、「更年期ホットフラッシュ5タイプと漢方」もあわせてご覧ください。
二つめは、自律神経のゆらぎです。ストレス、睡眠不足、季節の変わり目で自律神経が乱れると、検査に出ない不調——だるさ、動悸、めまい、気分の浮き沈み——が連なって現れます。とくにタイプA(気が滞る)とタイプD(水が滞る)の方は、季節や天気に体調が左右されやすい傾向があります。季節の変わり目に弱い方は、「季節の変わり目の和漢茶養生」もご参照ください。
つまり「なんとなく不調を整える」ことは、多くの場合「プレ更年期・自律神経のゆらぎとどう付き合うか」と同時並行で進みます。だからこそ、日々の養生で土台をつくることに加えて、あなたの体質に合わせて複数の生薬を組み合わせる煎じ薬のほうが、変化を感じやすい方が多いのです。漢方の養生の全体像は、「漢方の養生総まとめ」でもご紹介しています。
6. 銀座漢方天風堂でできること
「日々の一杯から気軽に始めたい」「自分のタイプがわからない」「複数タイプに当てはまる」という方のために、銀座漢方天風堂薬局では2つの入り口をご用意しています。
天風茶を毎日の習慣にしたい方
まずは肩の力を抜いて、日々の養生から始めたい方には、ノンカフェインの天風茶がおすすめです。12種の和漢素材をブレンドした健康茶で、夜のひと息にも、ご家族みんなの食卓のお茶としてもお使いいただけます。通常2,200円、定期便なら1,980円(10%OFF・毎月お届け)で、続けやすい価格にしています。天風茶のページから、ぜひお試しください。
体質からじっくり整えたい方(漢方相談の流れ・60分)
「養生だけでは追いつかない」「不調が長引いている」という方には、お一人ずつ向き合う漢方相談を承っています。
- 体調・お悩み・暮らしのお話を伺う(30分)
- 脈と舌の様子を拝見し、体質タイプを整理(10分)
- 合う食材・暮らしの工夫と、お試しいただく漢方の方向をご提案(15分)
- 料金・服用方法のご案内、次回ご相談のタイミング相談(5分)
料金(おためし2週間コース)
初めての方には、おためし2週間コース 9,800円(税込)をご案内しています。
内訳: 初回相談料込み+あなた専用の煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約。
2週間試してみて、体感がよければ継続をご相談、合わなければそこで終了でも構いません。月の継続コストはお体の状態と生薬の構成により幅がありますが、目安として月15,000円〜25,000円程度の方が多いです。
煎じ薬って大変ですか?
「毎日鍋で煎じるのは無理…」というお声をよくいただきますが、ご安心ください。当薬局の煎じ薬は1日分が個包装パックになっていて、お湯と一緒に5〜10分温めるだけで飲める仕組みです。朝の身支度の間に準備できる方がほとんどです。
来店が中心ですが、女性のご相談者がほとんどです
当薬局はご来店いただいての対面相談が基本です(オンライン相談は通信状況の安定したご予約のみ承ります、まずは初回ご来店推奨)。ご相談者の9割は女性で、PMS・生理痛・更年期・冷え・婦人科のお悩みが多くを占めます。「男性薬剤師に相談しづらい」と気になる方も、店内には女性スタッフも在籍していますので、初回お電話・LINEでご相談先をお伝えいただければ調整いたします。
天風茶を毎日の養生習慣に
天風茶は、はとむぎ・ハブ茶・陳皮・霊芝など12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶です。お子さまからご年配の方まで、毎日の一杯としてお楽しみいただけます。
▶ 天風茶(7g×36袋)通常 2,200円/定期便 1,980円(10%OFF・毎月お届け)
▶ 体質から整えたい方は漢方のご相談も承ります
おためし2週間コース 9,800円(税込・初回相談料込み+煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約)。LINE登録で初回相談に使える5,000円OFFクーポン進呈(有効期限6ヶ月・1タップで登録完了)。
📞 お電話:0120-102-995(受付13:00〜19:00/土日祝休)
🗓️ Web予約:24時間受付フォーム
ご夫婦・ご家族とご一緒のご相談も歓迎します。
※天風茶は食品です。特定の効果効能を目的としたものではありません。※漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中・服薬中の方は事前にお知らせください。
7. よくある質問(FAQ)
Q. 検査で異常がないのに不調が続くのは、気のせいですか?
気のせいではありません。東洋医学では、病気とまではいかないけれど健康でもない、ゆらいだ状態を「未病」と呼び、検査の数値に出る前の体からのサインと考えます。当薬局でも30代後半からこうしたご相談が増え、記事内の4タイプ(気が滞る・気が足りない・血が足りない・水が滞る)のいずれかに当てはまる方がほとんどです。まずはセルフチェックで自分の傾向を確認してみてください。
Q. 天風茶は夜に飲んでも大丈夫ですか?子どもや家族も飲めますか?
天風茶はノンカフェイン設計の健康茶ですので、夜のリラックスタイムにも気がねなくお召し上がりいただけます。お子さまからご年配の方まで、ご家族みんなの食卓のお茶としてもお使いいただけます。飲み方は、約1.5Lのお湯にティーパック1〜2袋を入れ、沸騰後5分ほど煮出すのが目安。急須に熱湯でも、夏は冷やしても美味しくいただけます。1日2〜3杯を目安に、暮らしの区切りに取り入れてみてください。なお天風茶は食品であり、特定の効果効能を目的としたものではありません。
Q. 予約方法とキャンセルポリシーは?
ご予約はWebフォーム(24時間受付)、お電話(0120-102-995/13:00〜19:00・土日祝休)、LINEからご予約いただけます。キャンセル・日程変更は前日17:00まではご連絡をいただければ料金は発生しません。当日のご事情によるキャンセルもまずはお電話でご相談ください。お一人での初回ご相談はもちろん、ご夫婦・ご家族とのご相談も承ります。
Q. 西洋薬(降圧薬・抗うつ薬・ステロイド等)を服用中ですが、漢方は併用できますか?
原則として併用可能なケースが多いですが、必ず薬剤師にお薬手帳をご提示いただき確認します。特に甘草を含む漢方は、利尿薬(フロセミド等)・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため、用量と期間を慎重に判断します。当薬局では薬剤師歴45年の店主が、現在服用中のお薬と漢方の組み合わせを安全に整えるご相談を承ります。主治医にも漢方併用を共有することをおすすめしています。
Q. 女性の悩み(PMS・生理・更年期)を男性薬剤師に話しづらいです
ご相談者の9割が女性のため、店主はPMS・生理・更年期・婦人科のお悩みを毎日のように伺っています。それでも気になる方は、ご予約時のLINE・お電話で「女性スタッフをご希望」とお伝えください。在籍する女性スタッフが対応可能なお時間帯で調整いたします。
本記事は和漢素材・養生・漢方に関する一般的な解説であり、特定の疾患の診断・治療を目的としたものではありません。天風茶は食品であり、特定の効果効能を保証するものではありません。漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、医療機関で治療中の方、慢性疾患をお持ちの方、お薬を服用中の方は、必ず事前に医師・薬剤師にご相談ください。甘草を含む漢方は利尿薬・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため注意が必要です。気になる症状がある場合は医療機関の受診を優先してください。
