季節の変わり目・秋の乾燥に整える和漢茶習慣|銀座の薬剤師が解説
2000年銀座にて漢方薬局を開業。30〜50代女性の冷え・婦人科・慢性不調のご相談を年間2,000件以上担当。女性のご相談者が9割を占めます。
夏の疲れが抜けないまま、朝起きるのがつらい。
急に喉がイガイガして、鼻もムズムズしてきた。
理由もないのに、気分が落ち込む日が増えた。
肌や唇がカサつき、髪もパサついてきた。
こんなお声を、季節の変わり目になると銀座のカウンターでよくいただきます。
「夏も終わったのに、どうして調子が戻らないんでしょう」
「風邪というほどでもないのに、ずっとぐずぐずしています」
「毎年この時期だけ、なんだか気持ちまで沈むんです」
結論からお伝えすると、季節の変わり目の不調は「気のせい」でも「年齢のせい」だけでもありません。暑さから涼しさへ、湿気から乾きへと、外の環境が急に切り替わると、体はそのギャップに追いつこうとして大きく揺さぶられます——これが、秋口に不調が出やすい本当の理由です。とりわけ、もともと疲れをためやすい方ほど、この切り替わりの影響を強く受けます。
今日はそんな「季節の変わり目の不調」を、銀座漢方天風堂の薬剤師として、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。秋に出やすい4つのサインから、毎日の養生に取り入れたい温かい和漢茶の習慣まで、順番にご紹介していきますね。
- 季節の変わり目に体調を崩しやすい理由(東洋医学のやさしい解説)
- 秋に出やすい4つの不調のサインと、かんたんセルフチェック
- 秋の養生の基本と、温かい和漢茶を暮らしに取り入れるコツ
- 不調の裏に隠れていることのある体質と、相談という選択肢
1. なぜ季節の変わり目に不調が出やすいの?
季節の変わり目に不調が出やすいのは、外の環境が急に変わると、体が新しい環境に合わせ直すのに大きなエネルギーを使うからです。とくに夏から秋への切り替わりは、変化の幅が大きい時期です。
夏のあいだ、私たちの体は「暑さを逃がす」モードで過ごしています。汗をかき、血管を広げ、体の熱を外へ外へと送り出していました。ところが秋になって気温が下がりはじめると、今度は「熱を逃がさない」モードへ切り替えていかなければなりません。この切り替えには、思っている以上に時間と力が必要なんです。
さらに秋は、空気がぐっと乾く季節でもあります。東洋医学では、秋の乾いた空気は喉・鼻・肺・肌・髪といった「うるおいで守られている場所」に影響しやすいと考えられてきました。夏の疲れが残ったままここに乾燥が重なると、喉や鼻のムズムズ、肌のカサつきが出やすくなります。
そして見落とされがちなのが、日照時間の変化です。日が短くなり、朝晩が冷えてくると、体内のリズムや気分のバランスも揺らぎやすくなります。「なんとなく気持ちが沈む」「やる気が出ない」という秋特有の気分の波は、こうした自然の変化と無関係ではありません。
当薬局のカウンターでも、9月から10月にかけて「夏バテが長引いている」「喉と肌の不調が同時に来た」というご相談が、毎年同じ時期に増えます。これは個人の体質だけの問題ではなく、季節そのものが体を揺さぶっていると捉えると、少し気持ちが楽になる方が多いようです。
2. 秋に出やすい4つの不調のサイン
季節の変わり目の不調は、人によって出方がさまざまです。当薬局のカウンターで伺うお話を整理すると、秋口のサインは大きく4つの方向に分かれます。複数が重なって出る方も少なくありません。
まずは、自分にどのサインが強く出ているかを知ること。それが、暮らしの工夫を選ぶ手がかりになります。
サイン1:なんとなく続く、だるさ・疲れ
夏のあいだの冷たい飲み物や冷房で、知らないうちに胃腸がお疲れになっている方。朝すっきり起きられない、午後になると体が重い、食欲がいまひとつ——という方はこのサインが強めです。
夏の疲れが秋まで持ち越されている状態。胃腸がうまく働かないと、食べたものを元気に変える力も弱まり、だるさが長引きやすくなります。
サイン2:喉・鼻のムズムズ、空気の乾きが気になる
急に喉がイガイガする、朝起きると喉が渇いている、鼻がムズムズして落ち着かない——という方。秋の乾いた空気が、うるおいで守られている喉や鼻にこたえているサインです。
温かい飲み物でひと息つくとホッとする、という方が多いのもこのタイプの特徴です。
サイン3:気分が沈む・気持ちの波が大きい
これといった理由がないのに気分が落ち込む、わけもなくため息が増える、夕方になると物悲しくなる——という方。日が短くなり、朝晩が冷えてくる秋に出やすい気分の波です。
「秋になると毎年こうなる」という方は、季節のリズムと心のリズムが連動しているのかもしれません。働く30〜40代の女性に多く見られます。
サイン4:肌・唇・髪の乾燥
頬や手足の肌がカサつく、唇が荒れる、髪がパサついてまとまらない——という方。秋の乾燥が、体の表面のうるおいに影響しているサインです。
夏に紫外線や汗で消耗したうるおいが、乾いた秋の空気でさらに奪われやすくなる時期。40代以降の方ほど、変化を感じやすい傾向があります。
3. セルフチェック(あなたの秋のサインは?)
気になるサインの項目に、いくつ当てはまるか数えてみてください。当てはまる数が多いサインが、あなたの秋に出やすい不調の傾向です。複数のサインにまたがる方がほとんどなので、一番多いものを「主」として捉えてみましょう。
- 朝すっきり起きられず、午後になると体が重い
- 夏のあいだ冷たい飲み物・アイスをよくとっていた
- 食欲がいまひとつで、胃がもたれやすい
- 朝起きると喉が渇いている・イガイガする
- 鼻がムズムズして落ち着かない日がある
- 温かい飲み物でひと息つくとホッとする
- 理由もないのに気分が沈む日が増えた
- 夕方になると物悲しくなる・ため息が増える
- 毎年この季節だけ、気持ちが揺らぎやすい
- 頬や手足の肌がカサつく・唇が荒れる
- 髪がパサついてまとまりにくい
- 例年より乾燥を強く感じる・40代以降
カウンターでお伺いするご相談者の多くは、2つ以上のサインが重なっています(当薬局の漢方相談記録より、傾向値)。「だるさ+気分の波」「喉の乾き+肌の乾燥」といった組み合わせは、秋にはとくによく見られます。
季節の変わり目の不調は、まず暮らしと食事をやさしく整えるところから。温かい飲み物で体の内側からひと息つく時間をつくることも、毎日の養生のひとつです。それでも揺らぎが大きい、毎年つらい、という方は、体質から整える相談という選択肢もあります。
ノンカフェインの天風茶は、夜でも気がねなく飲める12種の和漢素材ブレンド茶です。まずは日々の習慣に取り入れたい方は天風茶のページをご覧ください。体質からじっくり整えたい方は、LINE登録で初回相談に使える5,000円OFFクーポンを進呈しています。
4. 秋の養生と、温かい和漢茶の習慣
秋の養生は、むずかしいことをする必要はありません。「夏の名残を手放し、乾きと冷えにそっと備える」——この二つを意識するだけで、季節の変わり目の過ごしやすさが変わってくる方がいらっしゃいます。当薬局でよくお伝えしている、暮らしの工夫をご紹介します。
まずは冷たいものを少しずつ卒業する
夏の習慣でつい手が伸びる冷たい飲み物やアイスを、秋からは少しずつ温かいものに置き換えてみましょう。胃腸は冷えると働きが鈍りやすい場所です。朝の一杯を冷たい水から白湯や温かいお茶に変えるだけでも、内側からの体感が違ってくる方が多いです。
うるおいを意識した食卓に
秋は、れんこん・山芋・白きくらげ・梨・百合根・はちみつなど、昔から「うるおいを補う」と親しまれてきた食材が旬を迎えます。乾いた空気が気になる季節は、こうした食材をスープや煮ものでやさしくとり入れると、食卓そのものが養生になります。温かい汁ものを一品足すのもおすすめです。
暮らしのリズムを少し早める
日が短くなる秋は、いつもより少し早く眠り、朝の光を浴びる習慣が体のリズムを助けてくれます。気分の波が気になる方ほど、朝の散歩や深呼吸を一日のはじまりに取り入れてみてください。湯船にゆっくり浸かって体を芯から温めるのも、この季節にうれしい習慣です。
温かい和漢茶で、ホッとひと息つく時間を
そして、秋の養生にそっと寄り添ってくれるのが、温かいお茶のある時間です。当薬局でお作りしている天風茶は、はとむぎ・ハブ茶・麦芽・ウーロン茶・アマチャヅル・クコ葉・カキの葉・陳皮・茶葉・人参葉・熊笹・霊芝という、昔から日本やアジアで親しまれてきた12種の和漢素材をブレンドした健康茶です。
うれしいのはノンカフェイン設計であること。コーヒーや紅茶のカフェインが気になる夕方以降や、休む前のひとときでも、気がねなく楽しめます。お子さまからご年配の方まで、ご家族みんなで同じ一杯を囲めるのも、毎日の養生習慣にしやすいところです。
飲み方はとてもかんたん。約1.5Lのお湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すだけ。急須に熱湯を注いでも、暑い日が戻ったら冷やしても楽しめます。1日2〜3杯を目安に、朝の一杯、午後のひと休み、夜のくつろぎの時間に。お茶の上手な煮出し方や飲み分けは、「健康茶のおいしい煮出し方・飲み方」でくわしくご紹介しています。あわせて「漢方の養生総まとめ」もご覧ください。
大切なのは、お茶そのものが何かを治してくれるということではなく、温かい一杯のために少し立ち止まる、その時間が暮らしを整えてくれるということ。慌ただしい季節の変わり目こそ、湯気の立つカップを両手で包む数分が、心と体のリセットになります。
5. その不調、裏に隠れた体質かもしれません
季節の変わり目の不調は、多くの場合、暮らしと食事をやさしく整えれば峠を越えていきます。けれど当薬局のカウンターでは、「毎年この時期だけ、どうしてもつらい」「年々、揺らぎが大きくなっている気がする」というお声も、よくいただきます。
そうした方の不調の裏には、季節の影響だけでなく、その人ならではの体質が隠れていることがあります。
たとえば、気分の波が大きく、疲れやすさを伴う方は、自律神経のバランスが揺らいでいることがあります。緊張とリラックスの切り替えがうまくいかず、季節の変化が引き金になって不調が表に出てくる——というケースです。「気分・睡眠・だるさ」がセットで出る方は、「なんとなく不調が続く日の養生」もあわせてご覧ください。
また、40代を過ぎてから「例年より不調が長引く」「気分の波が強くなった」と感じる方は、女性ホルモンの揺らぎ、いわゆるプレ更年期の入り口にさしかかっていることもあります。冷え・のぼせ・睡眠の浅さが重なる方は、「冷えとむくみは同じ根っこ」のお話も参考になるかもしれません。
季節の不調は、体が出してくれている「ちょっと立ち止まって」というサインでもあります。毎年くり返すつらさは、その奥にある体質から見直すことで、来年の同じ季節が少し楽になる方が多いです。だからこそ、温かいお茶や食事で日々を整えながら、必要があれば一度ご自分の体質を見立ててもらうという選択肢も、心にとめておいていただけたらと思います。
6. 銀座漢方天風堂でできること
季節の変わり目の不調とのつき合い方は、人それぞれです。「まずは毎日の習慣から無理なく整えたい」という方にも、「毎年つらいので、体質から見直したい」という方にも、銀座漢方天風堂薬局ではそれぞれに合った関わり方をご用意しています。
天風茶を続けたい方へ
まずは日々の養生習慣からはじめたい方には、ノンカフェインの天風茶がおすすめです。12種の和漢素材をブレンドした健康茶で、朝・午後・夜と一日のいろいろな場面で楽しめます。ご家族みんなで同じ一杯を囲めるので、季節の変わり目を家族で乗り切る習慣としても続けやすいと、ご好評をいただいています。
通常 2,200円のほか、毎月お届けの定期便なら 1,980円(10%OFF)でご利用いただけます。続けたい方は定期便が便利です。
体質から整えたい方へ(相談の流れ・60分)
「毎年つらい」「揺らぎが大きい」「自律神経やプレ更年期が気になる」という方には、お一人ずつ向き合う漢方相談を承っています。初回は60分かけて、体調・お悩み・暮らしのお話を伺い、脈と舌の様子を拝見して体質を見立て、合う食材・暮らしの工夫と、お試しいただく漢方の方向をご提案します。
料金(おためし2週間コース)
初めての方には、おためし2週間コース 9,800円(税込)をご案内しています。
内訳: 初回相談料込み+あなた専用の煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約。
2週間試してみて、体感がよければ継続をご相談、合わなければそこで終了でも構いません。煎じ薬は医薬品で、体質に合わせて生薬を組み合わせ「〜方向で整える」ことを目指すものです(体感には個人差があります)。
煎じ薬って大変ですか?
「毎日鍋で煎じるのは無理…」というお声をよくいただきますが、ご安心ください。当薬局の煎じ薬は1日分が個包装パックになっていて、お湯と一緒に5〜10分温めるだけで飲める仕組みです。朝の身支度の間に準備できる方がほとんどです。
来店が中心ですが、女性のご相談者がほとんどです
当薬局はご来店いただいての対面相談が基本です。ご相談者の9割は女性で、冷え・PMS・更年期・婦人科のお悩みが多くを占めます。「男性薬剤師に相談しづらい」と気になる方も、店内には女性スタッフも在籍していますので、初回お電話・LINEでご希望をお伝えいただければ調整いたします。
天風茶を毎日の養生習慣に
天風茶は、はとむぎ・ハブ茶・陳皮・霊芝など12種の和漢素材をブレンドしたノンカフェインの健康茶です。お子さまからご年配の方まで、毎日の一杯としてお楽しみいただけます。
▶ 天風茶(7g×36袋)通常 2,200円/定期便 1,980円(10%OFF・毎月お届け)
▶ 体質から整えたい方は漢方のご相談も承ります
おためし2週間コース 9,800円(税込・初回相談料込み+煎じ薬14日分+次回フォローアップ枠予約)。LINE登録で初回相談に使える5,000円OFFクーポン進呈(有効期限6ヶ月・1タップで登録完了)。
📞 お電話:0120-102-995(受付13:00〜19:00/土日祝休)
🗓️ Web予約:24時間受付フォーム
ご夫婦・ご家族とご一緒のご相談も歓迎します。
※天風茶は食品です。特定の効果効能を目的としたものではありません。※漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中・服薬中の方は事前にお知らせください。
7. よくある質問(FAQ)
Q. ノンカフェインの天風茶は、夜に飲んでも大丈夫ですか?
天風茶はノンカフェイン設計の健康茶ですので、カフェインが気になる夕方以降や休む前のひとときにも、気がねなくお楽しみいただけます。秋の夜長に温かい一杯でホッとひと息つく習慣として取り入れる方も多いです。お子さまからご年配の方まで、ご家族みんなで同じ一杯を囲めるのもうれしいところです。なお天風茶は食品であり、特定の効果効能を目的としたものではありません。
Q. 天風茶の飲み方や1日の目安は?家族も一緒に飲めますか?
約1.5Lのお湯にティーパックを1〜2袋入れ、沸騰後5分ほど煮出すのが基本です。急須に熱湯を注いでも、暑い日には冷やしても楽しめます。1日2〜3杯を目安に、朝・午後・夜のくつろぎの時間にどうぞ。ノンカフェイン設計なので、お子さまからご年配の方まで、ご家族みんなで同じ一杯を囲んでいただけます。煮出し方や飲み分けは「健康茶のおいしい煮出し方・飲み方」の記事でもくわしくご紹介しています。
Q. 予約方法とキャンセルポリシーは?
ご予約はWebフォーム(24時間受付)、お電話(0120-102-995/13:00〜19:00・土日祝休)、LINEからご予約いただけます。キャンセル・日程変更は前日17:00まではご連絡をいただければ料金は発生しません。当日のご事情によるキャンセルもまずはお電話でご相談ください。お一人での初回ご相談はもちろん、ご夫婦・ご家族とのご相談も承ります。
Q. 西洋薬(降圧薬・抗うつ薬・ステロイド等)を服用中ですが、漢方は併用できますか?
原則として併用可能なケースが多いですが、必ず薬剤師にお薬手帳をご提示いただき確認します。特に甘草を含む漢方は、利尿薬(フロセミド等)・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため、用量と期間を慎重に判断します。当薬局では薬剤師歴45年の店主が、現在服用中のお薬と漢方の組み合わせを安全に整えるご相談を承ります。主治医にも漢方併用を共有することをおすすめしています。
Q. 女性の悩み(PMS・生理・更年期)を男性薬剤師に話しづらいです
ご相談者の9割が女性のため、店主はPMS・生理・更年期・婦人科のお悩みを毎日のように伺っています。それでも気になる方は、ご予約時のLINE・お電話で「女性スタッフをご希望」とお伝えください。在籍する女性スタッフが対応可能なお時間帯で調整いたします。
本記事は和漢素材・養生・漢方に関する一般的な解説であり、特定の疾患の診断・治療を目的としたものではありません。天風茶は食品であり、特定の効果効能を保証するものではありません。漢方の体感には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、医療機関で治療中の方、慢性疾患をお持ちの方、お薬を服用中の方は、必ず事前に医師・薬剤師にご相談ください。甘草を含む漢方は利尿薬・降圧薬・ステロイドとの併用で低カリウム血症のリスクがあるため注意が必要です。気になる症状がある場合は医療機関の受診を優先してください。
