更年期ホットフラッシュ5タイプと漢方|薬剤師が見立てる体質別の整え方

更年期ホットフラッシュ5タイプと漢方|薬剤師が見立てる体質別の整え方

窓辺で頬を扇ぐ40代後半女性 急なほてり感の養生

「会議中、急に顔だけカーッと熱くなる」「夜中に寝汗で目が覚める、寝具を替えなきゃいけない」「上半身は火照るのに足は氷のように冷たい」「ストレスがかかると一気にのぼせる」——40代後半〜50代女性のご相談カウンターで本当に多く伺うお声です。当薬局では、ホットフラッシュを「ホルモンの問題」だけで片付けず、潤い・気のめぐり・血の不足・腎の弱り・湿のたまりの5タイプで見立てます。LINE友だち追加で5,000円分のクーポンを進呈しております。初回のご相談は無料、薬剤師歴45年の店主が60分かけてお話を伺います。

監修者
柳澤 謙行(やなざわ けんこう)/銀座漢方天風堂薬局 薬剤師
薬剤師歴45年・漢方相談のべ10,000件超/創業2000年
この記事でわかること
  • ホットフラッシュが「ホルモンだけ」では片付かない本当の理由
  • 顔だけのぼせ・夜寝汗・上熱下寒の見分け方
  • あなたのホットフラッシュはどの体質か、5タイプ別セルフチェック
  • タイプ別の見立てと代表処方の考え方
  • HRT・市販薬と漢方の併用について

なぜホットフラッシュは5タイプで見立てるのか

陰虚・肝鬱・気血・腎陰・痰湿の更年期ほてりメカニズム漢方生薬

更年期ホットフラッシュは、ホルモン(エストロゲン)の減少が引き金になっています。これは西洋医学的に明らかな事実です。

ただ、同じ年齢・同じホルモン値でも、強いホットフラッシュが出る方と、ほとんど出ない方がいます。漢方の見立てでは、この違いは「体の中の潤い」「気のめぐり」「血の余裕」「腎の力」「湿のたまり方」の5つの方向で説明していきます。

HRT(ホルモン補充療法)が合う方、合わない方、合うけれども不快感が残る方もいらっしゃいます。漢方は、HRTと併用しながら、根本の体質を整える方向で組み立てることが多いです。

ご相談票を304件並べると(2026年5月時点・当薬局調べ)、40代後半〜50代女性のおよそ4人に1人が、ホットフラッシュと不眠・冷え・気分の波を同時に抱えていらっしゃいました。

あなたのホットフラッシュは?5タイプ別セルフチェック

更年期ほてり5タイプ別代表生薬 陰虚火旺・肝鬱化火・気血両虚・腎陰虚・痰湿の見立て

当てはまる項目にチェックを入れてみてください。複数のタイプに当てはまる方がほとんどです。

タイプ① 陰虚火旺(潤い不足・夜寝汗が典型)

  • 夜中に寝汗で目が覚め、シーツが湿る
  • 手のひら・足の裏・胸の中心が火照る(五心煩熱)
  • 口・のど・目が乾く
  • 髪・肌・爪が乾燥している
  • 夕方〜夜に向けてのぼせが強くなる

タイプ② 肝鬱化火(ストレス連動・側頭部のぼせ)

  • ストレスや緊張で一気にのぼせる
  • こめかみ・側頭部が熱くなる
  • イライラ、怒りっぽくなる、涙もろい
  • のどに何かつかえる感じ、ため息が多い
  • PMS時期・月経前にホットフラッシュが強くなる

タイプ③ 気血両虚(疲労時のぼせ・動悸)

  • 疲れたときに顔がのぼせ、動悸がする
  • 立ちくらみ、目の前が暗くなる
  • 顔色が青白い、爪が薄い
  • 眠りが浅い、夢を多く見る
  • 産後・大量出血後に更年期症状が強く出始めた

タイプ④ 腎陰虚(典型的50代・腰膝・耳鳴り)

  • 腰や膝がだるく、力が入らない
  • 耳鳴り、めまい、もの忘れ
  • 髪が一気にパサつき、白髪が増えた
  • 骨密度の低下・歯のぐらつき
  • 夜間頻尿、性欲低下

タイプ⑤ 痰湿(上熱下寒・脂質代謝低下)

  • 顔・上半身は火照るのに足は氷のように冷たい
  • 体重が増えやすく、お腹周りに脂肪がつく
  • 頭がボーッとして、体が重だるい
  • コレステロール・中性脂肪が高くなってきた
  • 舌の苔が分厚く、口の中がベタつく

タイプ別の見立てと代表処方

当薬局では、自己判断で「更年期向けの漢方」を選ぶのではなく、複数の体質が重なる方には煎じ薬で「あなたの一剤」を仕立てる方向で整えていきます。HRTとの併用も可能です。

タイプ① 陰虚火旺には、潤いを補って熱を冷ます方向で組み立てます。知柏地黄丸・三物黄芩湯・滋陰降火湯などの考え方を、お一人ずつのお声に合わせて。

タイプ② 肝鬱化火には、肝の高ぶりを鎮めながら気のめぐりを開く方向で。加味逍遙散・抑肝散加陳皮半夏・丹梔逍遙散などの考え方が背景にあります。

タイプ③ 気血両虚には、気と血を補って動悸とのぼせを整える方向で。当帰芍薬散・帰脾湯・人参養栄湯などの考え方を組み合わせます。

タイプ④ 腎陰虚には、腎を補って加齢の流れを整える方向で。六味地黄丸・知柏地黄丸・杞菊地黄丸などの考え方が背景にあります。

タイプ⑤ 痰湿には、湿をさばきながら脂質代謝も整える方向で。防已黄耆湯・温胆湯・苓桂朮甘湯などの考え方を組み合わせます。

同じ「更年期」でも、陰虚火旺タイプと痰湿タイプはまったく違う処方になります。「更年期向けの漢方」と一括りにせず、ご自身の見立てを大事にしていく方向です。

HRT・市販薬との併用について

カウンターで本当に多い質問です。

HRT(ホルモン補充療法)と漢方は併用可能です。婦人科でHRTを受けながら、漢方で根本の体質を整える方向で組み立てる方も多くいらっしゃいます。HRTで一部の症状は楽になったけれども、寝汗や冷えが残る、という方には、漢方が補完的に働くことがあります。

市販の更年期向けサプリ(エクオール等)との併用も可能です。お薬手帳とサプリの内容物がわかるものをお持ちいただけると、組み立てがスムーズです。

抗うつ薬・SSRI・抗不安薬と漢方の併用も可能ですが、漢方を始めることをかかりつけ医にも伝えていただくと、より安心です。

今日から始められる、ホットフラッシュを軽くする養生

更年期養生キッチン 麦茶・百合根・くるみ・黒ごま・くこ・山芋

3週間続けると、夜の寝汗の頻度が減ってくる方が多いです。

朝のひと口を白湯から始めましょう。なつめ・くこ・くるみ・黒ごま・百合根・山芋は、潤いを補って腎を支えてくれる食材です。豆腐・湯葉・黒豆・黒きくらげも、毎日の食卓に取り入れたい食材です。

夜は寝る90分前に湯船に10分つかり、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる方が寝汗が軽くなる方が多いです。寝る前のスマホは15分早めに切り上げ、辛いもの・お酒・カフェインを夕方以降に控える。これだけでも夜の体感が違います。

陰虚火旺タイプの方は、潤いを補う食材をしっかり。肝鬱化火タイプの方は、深呼吸とストレッチで気のめぐりを開く時間を作る。気血両虚タイプの方は、無理せず昼寝を取り入れる。腎陰虚タイプの方は、骨に良い食材(小魚・豆製品)も意識する。痰湿タイプの方は、甘いもの・揚げ物・乳製品を控えめにしておく。

ホットフラッシュの裏にある本当の体質

更年期ホットフラッシュは、不眠・冷え・気分の波・ダイエットと深くつながっています。

陰虚火旺は不眠と乾燥肌の根っこですし、肝鬱化火はPMSと頭痛と同じ流れ。気血両虚は妊活の土台が崩れていく流れの延長で、腎陰虚は加齢全般のサインです。痰湿は更年期太りとコレステロール上昇に潜んでいます。

「ただの更年期」「ホルモンのせい」と片付けず、その裏にある体質の連環を見ていく。これが当薬局のお見立ての方向性です。

まとめ

更年期ホットフラッシュは、5タイプ(陰虚火旺・肝鬱化火・気血両虚・腎陰虚・痰湿)で見立てると、ご自身の傾向が見えてきます。「ホルモンのせい」だけではなく、体質の根っこから整える方向は、HRTや市販薬と併用しながら3〜6ヶ月で体感が変わってくる方が多いです。複数の見立てが重なる方には、煎じ薬で「あなたの一剤」を仕立てて整えていきます。

銀座漢方天風堂薬局

体質の見立てから、はじめてみませんか。


薬剤師歴45年の店主が、初回60分かけてお話を伺います。
あなたの体質に合わせた、あなたのための一剤を仕立てます。

LINEで相談する 5,000円クーポン 電話で問い合わせ 0120-102-995 予約する Web予約フォーム

営業時間 13:00〜19:00(土曜・日曜・祝日定休)
※養生の感じ方や漢方の効果には個人差があります。
※妊娠中・授乳中の方、服薬中の方は事前にご相談ください。
※LINEクーポンは1ヶ月分の漢方にご利用いただけます(おためし2週間コースとの併用不可)。

銀座漢方天風堂薬局 店内 更年期相談カウンター 白菊の花

📊 当薬局のご相談者37名の傾向

37名中、更年期世代(40代後半〜50代)は約35%。更年期特有の症状(ホットフラッシュ・自律神経・気分変動)を訴える方の継続率は8割を超えます。

ご相談プロセスの一例:40代女性(仕事のストレスとアトピー悪化、不眠でご相談)は、3ヶ月のうちに処方の組み合わせを2回見直し。電気煎じ器での煎じ→朝晩服用の習慣を定着させ、半年継続されました。

更年期世代は仕事・家庭・体調変動が重なるライフステージ。毎月のカウンセリングで体調に合わせた処方変更ができることが、続けやすさの理由として挙げられます。

※当薬局HPお客様の声バックアップ分析 n=37、2026年5月時点。
※漢方の体感には個人差があります。
※気になる症状は医療機関の受診を優先してください。
※掲載の体験記述は処方による効能効果を示すものではなく、ご相談プロセスと生活変化の記録です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 加味逍遙散をずっと飲んでいるのですが、効きにくくなってきました

加味逍遙散は肝鬱化火タイプには合いますが、年齢の進行と共に腎陰虚や陰虚火旺の要素が強くなってくると、加味逍遙散だけでは届きにくくなることがあります。タイプの見立てを変える、もしくは煎じ薬で生薬を組み替えることで、合うものに調整できることが多いです。個人差があります。

Q. HRTを始めるか迷っています。漢方だけで様子を見られますか?

ホットフラッシュが軽度〜中等度、生活に支障が少ない範囲であれば、漢方と養生で様子を見る方も多くいらっしゃいます。一方で、強いホットフラッシュで仕事や睡眠に支障が出ている方、骨密度低下のリスクが高い方は、HRTの選択を婦人科で相談されることをおすすめします。漢方は、HRTと併用しても、HRTを使わない選択でも、どちらにも対応できます。

Q. 顔は火照るのに足は冷たい、というのは何タイプですか?

「上熱下寒」と呼ばれる状態で、痰湿タイプか、腎陰虚+陽虚の混合タイプに多く見られます。気と水のめぐりが上下で分離している状態です。上を冷ますだけでも、下を温めるだけでも整いにくく、上下を同時に整える方向で煎じ薬を組み立てることが多いです。

Q. 漢方を始めてどのくらいで体感が変わりますか?

ホットフラッシュの頻度や強さの軽減は、3〜6ヶ月単位で見ていただくことが多いです。早い方で2〜3週間で夜の寝汗が減ってきたとおっしゃる方もいらっしゃいますが、加齢の流れに体を合わせていく整え方なので、半年〜1年単位で続けるのが結果として続きます。個人差があります。

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免責事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を代替するものではありません。漢方薬の効果には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、他の医薬品を服用中の方、持病のある方は、ご利用前に薬剤師または医師にご相談ください。突然の動悸・胸痛・息切れ・意識消失を伴うのぼせは、心疾患・甲状腺機能亢進症・パニック障害などの可能性もあるため、まず医療機関へのご相談をおすすめします。
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