妊活中の食事について|東洋医学の「薬膳」から学ぶ体づくりのヒント【銀座漢方天風堂薬局】

妊活中の食事について|東洋医学の「薬膳」から学ぶ体づくりのヒント【銀座漢方天風堂薬局】

妊活中の食事について|東洋医学の「薬膳」から学ぶ体づくりのヒント

「妊活にいい食べ物って何?」「体にいいものを食べたいけど、何を選べばいいかわからない」そんなお声をよくお聞きします。

東洋医学には「薬膳」という考え方があり、食材の特性を理解して体調に合わせて選ぶという智恵があります。薬膳と聞くと特別なもののように感じるかもしれませんが、実は身近な食材を使って、日常の食事に取り入れることができます。

今回は、妊活中の方に向けて、東洋医学の薬膳の考え方から体づくりのヒントをお伝えします。

薬膳の基本的な考え方

薬膳とは、中国で古くから伝わる「食べ物と薬は源が同じ」という「薬食同源」の考え方に基づいた食事法です。食材それぞれに性質があり、体質や体調、季節に合わせて選ぶことで、体のバランスを整えることを目指します。

食材の「性質」について

東洋医学では、食材を以下の性質に分けて考えます:

🔥温性(おんせい)の食材

体を温める働きがあるとされる食材です。冷えが気になる方や、寒い季節におすすめされています。

生姜
にんにく
ねぎ
唐辛子
シナモン
羊肉
鶏肉
くるみ

❄️涼性(りょうせい)の食材

体を涼やかにする働きがあるとされる食材です。のぼせやすい方や、暑い季節におすすめされています。

きゅうり
トマト
なす
スイカ
豆腐
緑豆
緑茶

⚖️平性(へいせい)の食材

温めすぎず、冷やしすぎない、バランスの取れた食材です。どなたでも取り入れやすいとされています。

お米
小麦
キャベツ
人参
じゃがいも
豚肉
牛乳

🌟 大切なポイント

これらの分類は東洋医学の考え方によるものです。現代の栄養学とは異なる視点ですが、食材選びの一つの参考として活用できます。大切なのは、バランスよく様々な食材を摂ることです。

体質に合わせた食材選び

薬膳では、その人の体質に合わせて食材を選ぶことを大切にします。妊活中の方によく見られる体質タイプと、おすすめの食材をご紹介します。

「気虚」タイプの方におすすめの食材

疲れやすく、エネルギー不足になりやすい体質の方には、以下のような食材がおすすめされています:

山芋
かぼちゃ
さつまいも
鶏肉
牛肉
うなぎ
なつめ

「血虚」タイプの方におすすめの食材

血の巡りが滞りやすく、乾燥しやすい体質の方には、以下のような食材がおすすめされています:

ほうれん草
小松菜
人参
黒ゴマ
黒豆
レバー
あさり
ひじき

「腎虚」タイプの方におすすめの食材

生命力の源である「腎」の働きが弱い体質の方には、以下のような食材がおすすめされています:

黒豆
黒ゴマ
きくらげ
海苔
エビ
羊肉
くるみ
松の実

あなたの体質に合った食事について知りたい方へ

体質は人それぞれ異なります。ご自身にはどのような食材が合うのか、体質や体調について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

体質について相談してみる

季節と食事の関係

薬膳では、季節に合わせた食材を選ぶことも重要と考えられています。自然のリズムに合わせて食事を調整することで、体調を整えやすくなるとされています。

🌸 春の食材

新陳代謝を活発にし、冬に溜まった老廃物を排出するとされる食材

たけのこ
菜の花
新玉ねぎ
春キャベツ

☀️ 夏の食材

体の熱を冷まし、水分補給をサポートするとされる食材

きゅうり
トマト
スイカ
とうもろこし

🍂 秋の食材

乾燥から体を守り、冬に向けてエネルギーを蓄えるとされる食材

白きくらげ
百合根

❄️ 冬の食材

体を温め、生命力を高めるとされる食材

かぼちゃ
大根
白菜
みかん

妊活中の方におすすめの簡単レシピ

薬膳の考え方を取り入れた、日常で作りやすいレシピをご紹介します。

🍲 体を温める「生姜と鶏肉の煮物」

材料:鶏もも肉、生姜、大根、人参、しょうゆ、みりん、酒

ポイント:生姜で体を温め、鶏肉で気を補い、根菜類で体を安定させる組み合わせです。

🥣 血を補う「ほうれん草と黒ゴマのお浸し」

材料:ほうれん草、黒ゴマ、しょうゆ、だし汁

ポイント:ほうれん草で血を補い、黒ゴマで腎を強化する組み合わせです。

🍮 気を補う「山芋とくるみのデザート」

材料:山芋、くるみ、はちみつ、きなこ

ポイント:山芋で消化器系を支え、くるみで腎を強化する優しいデザートです。

⚠️ ご注意

これらのレシピは薬膳の考え方に基づくものです。食物アレルギーのある方や、特定の疾患がある方は、医師にご相談の上でお試しください。

日常の食事で心がけたいポイント

薬膳の考え方を日常に取り入れるために、以下のようなポイントを心がけてみてください。

バランスの良い食事の基本

  • 一日三食、規則正しく食べる
  • 主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせる
  • 野菜は5色(赤・黄・緑・白・黒)を意識して取り入れる
  • よく噛んで、ゆっくりと食べる
  • 食事の時間を大切にする

体を冷やしすぎない工夫

  • 冷たい飲み物の飲みすぎに注意する
  • 生野菜だけでなく、温野菜も取り入れる
  • 温かいスープや汁物を毎日の食事に加える
  • 体を温める食材を意識的に取り入れる

無理のない範囲での取り組み

  • 完璧を求めすぎず、できることから始める
  • 食事を楽しむ気持ちを大切にする
  • ストレスにならない程度に意識する
  • 家族との食事の時間を大切にする

🌟 大切なポイント

薬膳は特別な食材を使わなくても、身近な食材で実践できます。まずは今の食事に、体を温める食材を一品加えてみる、季節の野菜を意識して選んでみるなど、小さなことから始めてみてください。

専門家のアドバイスを受けることの意味

薬膳の考え方は奥が深く、一人ひとりの体質や体調に合わせた食事選びには専門的な知識が必要です。

一人ひとりの体質に合わせた食事指導

同じように「妊活中」という状況でも、体質によっておすすめの食材は変わります。専門家による個別のアドバイスを受けることで、ご自身に最適な食事のヒントを得ることができます。

銀座漢方天風堂での栄養・食事相談について

当薬局では、以下のような特徴で食事についてもサポートしています:

  • 東洋医学に基づいた体質診断
  • 体質に合わせた食材選びのアドバイス
  • 季節に応じた食事のポイント
  • 日常で実践しやすいレシピの提案
  • 食事以外の生活習慣も含めたトータルアドバイス

食事相談の流れ

  1. 現在の食事内容や食習慣についてお聞きします
  2. 体質や体調についてチェックします
  3. おすすめの食材や避けた方が良い食材をお伝えします
  4. 具体的なレシピや調理法をご提案します
  5. 継続的なフォローアップを行います

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まとめ

薬膳の考え方は、特別なものではありません。身近な食材を使って、ご自身の体質や季節に合わせた食事を心がけることから始められます。

大切なのは、食事を楽しみながら、体にとって良いものを選んでいくことです。完璧を求めすぎず、できることから少しずつ取り入れてみてください。

妊活中の食事について迷うことがあれば、お一人で悩まず、専門家にご相談ください。あなたの体質に合った食事のアドバイスをお届けします。

体質に合った食事について相談してみませんか

妊活中の食事は、お一人お一人の体質によって適した食材が異なります。銀座漢方天風堂薬局では、東洋医学に基づいた個別の食事アドバイスを行っています。

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監修者情報

銀座漢方天風堂薬局 薬剤師 柳澤謙行
漢方薬剤師歴45年。相談実績1万人以上。東洋医学と西洋医学の両方の視点から、一人ひとりの体質に合わせた漢方相談を行っています。日本東洋医学会会員。薬膳アドバイザーとしての経験も豊富です。

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