動悸・息切れと上手につきあう毎日の生活習慣

動悸・息切れと上手につきあう毎日の生活習慣

ふとした瞬間に胸がドキドキしたり、階段の途中で息が切れたり。動悸や息切れは、年齢や疲れとともに気になりはじめる方の多い症状です。結論からお伝えすると、こうした不調は毎日の生活習慣を少しずつ整えることで、つきあい方が変わってくることがあります。この記事では、銀座の薬剤師の立場から、無理なく続けられる暮らしの工夫を落ち着いてご紹介します。

この記事でわかること

  • 動悸・息切れと生活習慣の関係、見直す意味
  • 睡眠・カフェイン・アルコール・運動・ストレスとの上手な付き合い方
  • 医療機関を受診したほうがよい目安

生活習慣を見直すと、なぜ動悸・息切れと付き合いやすくなるの?

生活習慣を見直す意味は、心身に負担をかける要因を一つずつ減らし、体が落ち着いて過ごせる土台をつくることにあります。

動悸とは、心臓の拍動をいつもより強く、速く、あるいは不規則に感じる状態をいいます。息切れは、呼吸が苦しく感じたり、息が十分に吸えないように感じたりする状態です。どちらも、睡眠不足や疲労、カフェインやアルコールのとりすぎ、緊張やストレスなど、日常の中の要因が重なって起こりやすくなることが知られています。

つまり、暮らしのリズムを整えることは、こうした症状とおだやかに付き合っていくための、いちばん身近な一歩といえます。特別なことをする必要はありません。睡眠、飲みもの、体の動かし方、気持ちのほぐし方を、できるところから少しずつ整えていきましょう。

睡眠・カフェイン・アルコールとはどう付き合えばいい?

睡眠を十分にとり、カフェインとアルコールを控えめにすることが、動悸・息切れと付き合ううえでの基本になります。

睡眠

睡眠不足が続くと、体は緊張した状態になりやすく、心臓にも負担がかかりやすくなります。毎日できるだけ同じ時間に休み、同じ時間に起きるリズムを意識してみましょう。寝る前のスマートフォンやテレビの光、就寝直前の食事は眠りを浅くしやすいため、少し早めに切り上げるのがおすすめです。

カフェイン

コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、人によっては動悸を感じやすくする要因になります。「飲んだあとに胸がドキドキする」と感じる方は、量を減らしたり、夕方以降を避けたりして、ご自身の体に合う飲み方を探してみてください。

アルコール

お酒を飲んだあとに脈が速くなったり、寝つきはよくても夜中に目が覚めたりする方は少なくありません。アルコールは適量を心がけ、休肝日を設けることが、体を落ち着かせるうえで役立ちます。

適度な運動とストレスケアはどうすればいい?

無理のない範囲での軽い運動と、こまめなストレスケアが、心身をおだやかに保つ助けになります。

運動というと身構えてしまうかもしれませんが、いきなり激しく動く必要はありません。ウォーキングやストレッチ、軽い体操など、息が弾みすぎない程度の動きを、毎日少しずつ続けることが大切です。体を動かすことは気分転換にもつながり、めぐりよく過ごす土台づくりにもなります。ただし、運動中に強い動悸や息切れ、胸の痛みを感じたときは、すぐに中止してください。

ストレスや緊張は、動悸・息切れと深く関わります。深くゆっくりと呼吸する、湯船にゆっくりつかる、好きな音楽を聴く、自然の中を歩くなど、ご自身が「ほっとする」と感じる時間を、一日のどこかに意識して取り入れてみましょう。完璧を目指さず、できた日があればよし、というくらいの気持ちで続けるのがコツです。

こんなときは医療機関へ(受診の目安)

動悸・息切れは、心臓をはじめとする病気のサインであることもあります。次のようなときは、生活習慣の見直しだけにとどめず、早めに医療機関を受診してください。

  • 動悸や息切れが強く、長く続く、あるいは何度もくり返す
  • 胸の痛みや圧迫感、冷や汗をともなう
  • 立っていられないほどのめまいや、気を失いそうな感じがある
  • 安静にしていても、軽い動作だけで息が切れる
  • 手足のむくみや、急な体重増加をともなう

これらは自己判断が難しい症状です。「いつもと違う」「なんだかおかしい」と感じたら、ためらわずに医師へご相談ください。

まとめ

  • 動悸・息切れは、睡眠・カフェイン・アルコール・運動・ストレスといった生活習慣を整えることで、付き合い方が変わってくることがあります。
  • できるところから少しずつ、無理なく続けることが大切です。
  • 強い・続く・気を失いそうな動悸や息切れは、早めに医療機関を受診してください。

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※用法・用量を守り、使用上の注意・添付文書をよくお読みください。15歳未満は服用しないでください。医師の治療を受けている方・妊娠中の方は服用前に医師・薬剤師にご相談ください。

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